アサヒ飲料の受賞
2025-10-15 15:13:19

アサヒ飲料の革新的な取り組みがグッドデザイン賞を受賞!

アサヒ飲料、環境に配慮した新たな取り組みで受賞



環境負荷低減の先駆け


アサヒ飲料株式会社は最近、持続可能な社会を目指す取り組みとして「CO₂を食べる自販機」と「ウィルキンソン タンサン ラベルレス エコマルチパック」が2025年度のグッドデザイン賞を受賞したと発表しました。これにより、同社の環境への配慮や革新的な商品の開発が一層注目を集めています。

CO₂を食べる自販機のユニークな機能


「CO₂を食べる自販機」は、ただの自動販売機ではありません。特別な吸収材を用いて、空気中のCO₂を回収する機能を備えています。この機器は日本国内で唯一のもので、年間で約20本のスギの木が吸収するのと同等のCO₂を回収することが可能です。つまり、この自販機一台が運用されることで、環境に与える影響を大きく軽減しているのです。

2023年6月からの展開以来、2025年9月末までに約3,700台が設置される予定。アサヒ飲料は地方行政や企業と連携し、回収したCO₂をコンクリートやアスファルトの原料として活用することで、循環型社会の実現を目指しています。また、生物多様性を考慮し、吸収材を使用したサンゴ保全やブルーカーボン生態系の再生にも注力しています。

ウィルキンソン タンサン ラベルレス エコマルチパック


次に、受賞に至ったもう一つの取り組み「ウィルキンソン タンサン ラベルレス エコマルチパック」にも触れましょう。このパッケージは、従来のマルチパックに比べて紙資材の使用量を75%削減し、廃棄時にかさばらないよう工夫されています。上部のみを固定する形状とし、サイドパネルに切り欠きを設けることで、ボトルを一つずつ簡単に取り出すことができるようになっています。

ラベルレスボトルを採用することで、プラスチックの使用量を減少させ、分別の手間も軽減。これにより、環境負荷の低減とユーザビリティを両立させた仕組みが実現されています。このように、アサヒ飲料の新しいパッケージ設計はよりエコフレンドリーとなっています。

グッドデザイン賞の評価と企業の理念


これらの取り組みは、独自の発想力を持つ企業により評価され、審査委員からは「資源循環に寄与する」という点で高く評価されました。アサヒ飲料は、過去の活動が評価されるだけでなく、今後も継続的に環境に配慮した商品の提供を行うことに意欲を示しています。特に、サステナビリティに対する姿勢は「アサヒカーボンゼロ」という長期的な目標に集約されており、2040年までにGHG排出量をネットゼロにすることを目指しています。

「事業を通じた持続可能な社会への貢献」を掲げるアサヒグループは、これからも革新的な商品を通じて脱炭素社会の実現に貢献し続けることでしょう。

公益財団法人日本デザイン振興会の評価


グッドデザイン賞は日本で唯一の総合デザイン評価制度であり、デザインの美しさだけでなく、産業や生活の質を向上させるものを評価します。アサヒ飲料の取り組みも、社会のためとなるデザインの一つとして高く評価されたのです。今後も多くの企業やデザイナーが参加し、その取り組みが広がることを期待します。


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会社情報

会社名
アサヒ飲料株式会社
住所
東京都墨田区吾妻橋1-23-1アサヒグループ本社ビル
電話番号
03-5608-5331

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