INTLOOP株式会社、2025年7月期第1四半期の決算を発表
2023年12月13日、INTLOOP株式会社(以下、当社)が2025年7月期第1四半期の決算を発表しました。東京都港区に本社を構える当社は、フリーランスのエンジニアやコンサルタント向けのプロジェクト案件紹介事業を手掛けており、今回の決算は注目に値する結果となりました。
売上高と営業利益の増加
当四半期の売上高は7962百万円で、前年同期比で63.3%の増加を記録しました。一方、営業利益は506百万円で186.5%の大幅な増加を見せています。この進捗は、いわゆるブレークスルーとも言えるもので、過去最高の業績となりました。
この成長の裏には、2024年9月に発表された中長期経営計画「INTLOOP “VISION2030”」の施策が影響しています。特に「フリーランス事業強化」や「コンサル領域拡充」に注力した結果、高収益案件の獲得が進展し、粗利率が改善しました。
また、2023年9月に連結子会社化したディクスグループからの好調な受注も、業績を押し上げる要因となっていることが明らかになりました。
新規事業の展開とアライアンスの進展
新規事業領域についても、当期第1四半期には伊藤忠商事株式会社との資本・業務提携を含む3社とのアライアンスが成立しました。これにより、売上高への貢献が徐々に表れてきており、今後の事業展開に期待がかかります。2Qも引き続きアライアンスを中心に進めていく方針です。
将来的には全クライアントセグメントで案件の増加が見込まれており、これに伴う成長路線の維持が期待されています。費用に関してはハイレイヤー人材を呼ぶための中途採用費用や、INTLOOP本社移転に関わる一時的な費用が見込まれていますが、これもあらかじめ計画に盛り込まれています。
アライアンスの詳細
特筆すべきは、2024年10月24日に締結された伊藤忠商事との資本・業務提携契約です。この提携により伊藤忠商事が当社株式の1%を取得し、共同で企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めていく狙いです。この関係の強化が、当1Qの売上高において前年同期比で200%増をもたらしました。
また、株式会社オルツとの事業提携も発表しており、AIクローン技術を活用したHR/コンサルティングソリューションの開発に向けた協力も進行中です。さらに、Idein株式会社との資本・業務提携契約も結ばれ、同社のエッジAI技術を活用したDXコンサルティングサービスを推進することを目指しています。
会社概要
INTLOOP株式会社は、経営課題を解決するために、高度な専門性を持つコンサルタントと提携し、プロフェッショナルな人材支援を提供しています。現在、約46,000名の登録者を有し、国内外の企業からの厚い信頼を受けています。今日の発表をもって、さらなる成長と新規事業領域の拡大が期待されるなか、次の決算に向けた準備が進んでいます。
詳しい決算情報については、
決算説明資料をご覧ください。