選手たちの社会貢献
2022-03-23 14:00:06
プロ野球選手が病気の子どもたちを支援する取り組み
プロ野球選手たちが手を差し伸べる
2023年3月25日(金)、プロ野球の公式戦が開幕します。これに併せて、プロ野球選手会に所属する選手たちが、病気の子どもたちとその家族を支援する活動が進められています。彼らは「ドナルド・マクドナルド・ハウス」の趣旨に賛同し、サポートを行っているのです。
ドナルド・マクドナルド・ハウスとは?
「ドナルド・マクドナルド・ハウス」(以下、ハウス)では、入院や通院を必要とする子どもたちとその家族が、経済的・精神的な負担を軽減しながら治療を受けられるよう、病院近くに低料金で滞在できる施設を運営しています。日本全国で11ヵ所運営され、宿泊料金は一人一日1,000円という手頃な価格で設定されています。
このハウスは、病気の子どもたちが治療を受けるために、家族が近くで支え合える場所となっています。通常、専門医療機関では家族が宿泊することが難しいため、多くの家族はホテルを利用したり、経済的な負担を強いられています。このような中、ハウスは「HOME AWAY FROM HOME」をコンセプトに、家族に安らぎの場を提供しています。
選手たちの支援活動
日本プロ野球選手会は、選手たちに社会貢献活動への参加機会を設けています。2019年12月5日に、ハウスへの支援を開始し、その後も選手たちが自ら設定したシーズン成績に基づく寄付を通じてサポートを続けてきました。
2020年シーズンには、28名の選手が参加し、寄付総額は約1,085万円に達しました。2021年シーズンも、同様に9,962,000円がハウスに寄付されました。そして今シーズンも、39名の選手がこの取り組みに名を連ね、寄付を通じて支援していくことが発表されています。
支援の基盤
ハウスの運営は、多くのボランティアの協力によって支えられています。1,500名以上の地域のボランティアが、清掃や事務作業などを無償で行っており、ハウスはその支援によって運営が可能となっています。また、ハウスの設立及び運営にかかる費用は企業からの寄付や募金によって賄われています。これにより、利用者は少ない負担で利用できるのです。
家族に寄り添うハウスの役割
日本には難病と闘う子どもたちが約14万人いると推計されています。これらの子どもたちは先進的な医療を受けるために多くの時間を病院で過ごしますが、家族が近くにいて支えることができる環境は非常に重要です。そのため、ハウスの存在は、病気と闘う子どもたちだけでなく、彼らを支える家族にとっても大変貴重な存在となっています。
全国各地に広がる「ドナルド・マクドナルド・ハウス」の活動は、選手たちの温かい心と多くの人々の善意の上に成り立っています。これからも、選手たちの支援活動が広がり、さらに多くの家族が救われることを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン
- 住所
- 東京都新宿区西新宿6-5-1新宿アイランドタワー
- 電話番号
-
03-6911-6068