2022年11月9日、国際大学が創立40周年を記念して、シンポジウム「不安定化時代が求めるリーダー~日本企業のグローバル人材戦略~」を開催しました。このイベントは、現代の急速に変化するビジネス環境の中で、企業が求めるグローバル人材の育成に焦点を当てています。
シンポジウムの目的と背景
国際社会におけるビジネス展開はますます複雑化しており、企業が競争力を保つためには多様な視点や国際的な感覚を持つ人材が急務です。しかし、多くの企業が実際に経営戦略の中に人材育成を組み込んでいるかというと、決して十分とは言えません。このシンポジウムでは、様々な業界のリーダーたちを招き、彼らの経験や見解を通じて、どのようにグローバル人材を育成するかを深く掘り下げます。
開催概要
シンポジウムは、御茶ノ水ソラシティとオンラインの両方で行われ、参加予約は先着で受け付けました。会場の定員は200名、オンラインでは500名まで可能で、参加費は無料です。内訳は、基調講演、パネルディスカッション、懇親会という形式に分かれ、各セッションで様々なテーマが扱われました。
プログラム内容
- - 基調講演1: 日本電信電話株式会社の澤田純氏による「分断の時代のリーダーへ ~ 多様性と包摂の同時実現 ~」。
- - 基調講演2: 国際大学の伊丹敬之学長が「ポストコロナの“逆張り”グローバリゼーション:リーダーの役割と育成」について語ります。
- - パネルディスカッション: 日本のさまざまな企業のリーダーが集まり、「日本企業のグローバル戦略とグローバル人材育成」というテーマで討論します。パネリストには、株式会社JERAの佐野敏弘氏や、イオンワンパーセントクラブの石川忠彦氏、hakkaiの関聡彦氏などが参加。
登壇者の顔ぶれ
このシンポジウムには、多様な業界からの専門家が参加しました。彼らはそれぞれの立場から、グローバルな視点で人材育成に取り組む重要性を強調し、観客からの質問にも積極的に応じました。特に、ポストコロナのビジネス環境においてどのようにリーダーシップを発揮するかという具体的な事例も紹介され、参加者は非常に興味深く耳を傾けました。
国際大学について
国際大学(IUJ)は新潟県南魚沼市に位置し、国際関係や経営学に特化した大学院教育を提供しています。40年間、世界各国からの留学生を受け入れ、グローバルな人材を育成してきました。全てのプログラムを英語で行い、国際的な交流が盛んな学校です。
結論
国際大学の40周年記念シンポジウムを通じて、参加者は日本企業が直面するグローバルな課題について深く考える貴重な機会を得ました。そして、これからの時代に必要とされる新しいリーダー像が見えてきたことでしょう。今後もグローバル人材の育成に挑む企業や教育機関の姿勢が重要となると言えます。