長崎県初のDX認定取得
株式会社日本ビジネスソフトが、経済産業省のDX認定制度に基づき、長崎県では初めてのDX認定を取得しました。これにより、同社が推進しているデジタルトランスフォーメーション(DX)の具体的な取り組みや、地域社会への貢献異.variousな形で今後の影響について見ていきます。
経済産業省のDX認定制度
経済産業省が設けたこの制度は、企業が戦略的にデジタル技術を活用できる指針を示すもので、優れた取り組みを行っている事業者が認定されます。認定基準は厳格であり、多くの企業がこの認定を受けるために様々な努力を重ねています。2023年1月1日現在で、574社が認定を受けており、各社がどのようにDXを進めているか非常に興味深いです。
DX推進の具体的な取り組み
日本ビジネスソフトでは、デジタル化の第一歩として、アナログの事務書類のやり取りを廃止し、システム上でのデジタル情報のやり取りに移行しました。これには社内で構築したデータ連携基盤が活用されており、蓄積されたデータはデータベースに格納されます。そして、今後はそのデータを活用した機能開発を進め、業務の効率化や新たな製品開発につなげていく計画です。
組織体制の見直し
DXを促進するために、日本ビジネスソフトは経営層直下に新しい技術管理室を設置しました。この部門では、迅速な意思決定が求められ、組織全体の効率性を高めることを目指しています。また、従来の拠点ごとの運営体制を見直し、拠点に依存しない柔軟な組織構造を実現しました。さらに、リモートワークやWeb会議システムを活用することで、部門間の連携を強化しています。
DX人材の育成
DXの成功には、適切な人材の確保が不可欠です。そのため、日本ビジネスソフトは自社内での人材育成にも力を入れています。外部教育を受けたり社内でのリテラシー向上に努めたりすることで、DX関連のスキルを持つ人材を育成し、内製化を進めています。このようにして、技術者のみならずビジネスの面でもデジタルを理解する人材の育成に力を入れています。
市場変化を受けた柔軟な対応
新型コロナウイルスの影響により、企業は急速に変化を余儀なくされました。その中で、事業の継続性や社員の安全確保のために、シームレスな決裁環境やテレワークを導入するなど、迅速な対応が求められました。日本ビジネスソフトも例外ではなく、これらの施策を進めてきました。DX認定の取得は、これからもそうした取り組みを続けていく上で重要なステップとなりました。
地域社会への貢献
長崎県初のDX認定を受けた日本ビジネスソフトですが、これにより地域社会や地元企業への支援にも力を入れていく意向です。ソフトウェア開発を主な事業としている同社が、地域のデジタル化推進へどのように寄与していくのか、今後の動きが注目されます。
会社概要
- - 会社名: 株式会社日本ビジネスソフト
- - 所在地: 長崎県佐世保市三川内新町27番地1
- - 代表者: 小原丈治
- - 設立年: 1987年3月6日
- - 従業員数: 141名(2023年1月)
- - 事業内容: ソフトウェア開発など
- - 公式サイト: 日本ビジネスソフト