モバイル・インターネットキャピタルの新たな投資
モバイル・インターネットキャピタル株式会社(以下、MIC)は、東京都千代田区に本社を置く、顧客体験を向上させる購入後体験プラットフォーム「Recustomer」を運営するRecustomer株式会社へ追加投資を行いました。MICは、1999年の設立以来、ITおよびデジタル技術関連企業への投資を行い、この度の投資はサステナブルなEC(電子商取引)ビジネスの実現に向けた重要なステップとなります。
Recustomerとは
「Recustomer」は、ECサイトでの購入後の顧客体験を自動化するSaaS(Software as a Service)です。このプラットフォームは、配送追跡や返品、交換、キャンセルなどの処理を効率化し、顧客満足度の向上を図るものです。具体的には、以下の三つのサービスを提供しています。
1.
Recustomer 配送追跡
注文の配送状況を追跡し、お届け予定日を通知する機能。このサービスによって、顧客はリアルタイムで自分の注文の状況を確認でき、安心感を得られます。
2.
Recustomer 返品・キャンセル
返品や交換、キャンセル業務を自動化し、手間を削減することでユーザー体験を向上させます。これにより、顧客の煩わしさが軽減され、リピート率の向上が期待されます。
3.
Recustomer 自宅で試着
お試し購入を可能にし、顧客が商品を自宅で確認できるようにすることで、購入に対する安心感を与えます。
これらのサービスによって、EC事業者は顧客との長期的な関係構築が目指せ、ひいてはサステナビリティの確保にも寄与するとされています。
サステナブルなEC市場の成長
近年、EC市場は急成長を遂げています。その中で、企業の競争力を高める要因として、顧客体験の質がますます重要視されています。MICは、単なるアフターサービスを越え、顧客体験を企業の強みへと変えるプラットフォームを提供するRecustomerに注目しました。その期待が今回の追加投資につながったのです。
投資家のコメント
MICのキャピタリスト、稲垣 泰仁氏は、次のようにコメントしました。「Recustomerへの追加投資は、EC市場の成長と購入後体験の重要性が一層高まる中での決断です。このプラットフォームは、顧客満足度の向上だけでなく、環境負荷の低減にも貢献すると考えています。今回の資金調達を機に、Recustomerがさらなる進化を遂げることを期待しています。」
MICのこれから
MICはこれまでも多くのスタートアップ企業への投資支援を行っており、今後も革新を重視した企業を積極的に支援していく方針です。特に、スタートアップエコシステム全体を活性化させるための取り組みを強化しながら、持続可能な成長を目指します。
結論
サステナブルなECビジネスの実現に向けて加速するMICの取り組み。Recustomerが提案する新たな顧客体験のモデルが、今後のEC市場でどのような影響を与えるのか、注目が集まります。