新型電源モジュール「EZ8648」の概要
最近、Einno Semiconductorが発表した「EZ8648」は、FPGA(Field-Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)向けの新しい4出力DC/DCコンバーターモジュールです。この製品は、特にPOL(Point-of-Load)電源用に最適化されており、小型でありながら高い出力性能を誇ります。
特徴と利点
EZ8648は、8Aを供給できる4つの出力を持ち、1つのデバイスで複数の電源レールを供給することが可能です。これにより、PCBの面積を節約しつつ、複雑な電源設計を簡素化します。例えば、シングル出力構成では32A、デュアル出力構成では最大16Aの出力が可能で、これがFPGAやASICのI/O電源や補助電源に適した選択となっています。さらに、複数のEZ8648モジュールを使用すれば、65A以上の大電流を必要とするシステム構成も実現可能です。
EMI抑制技術
EZ8648には、exSilent® EMI抑制技術が搭載されており、これにより超低EMIノイズ性能を実現しています。この技術は、PCBレイアウトの特別な工夫を必要とせず、過酷な環境でもしっかりと機能します。これにより、計測機器や医療機器など、ノイズに敏感なアプリケーションにおいても安心して使用できるでしょう。
高密度パッケージ
この電源モジュールは、主要部品であるコントローラ、MOSFET、インダクタを16mm×11.9mmのBGAパッケージに集約しています。高さはわずか3.32mmで、ヒートシンクやコールドプレートによる高密度実装が求められるアプリケーションにも対応しています。入力電圧範囲が2.8Vから18Vまであり、標準的な5Vまたは12VバスからのPOL電源としても機能します。
電圧トラッキング機能
また、EZ8648には電圧トラッキング機能が備わっており、これによりFPGAやASICの電源シーケンスの要件にも迅速に応えられます。このように、EZ8648は特にFPGAやASICのような最新のプラットフォームで求められる電源設計において、大きな利点をもたらします。
Einno Semiconductor について
Einno Semiconductorは、2019年に設立された電源半導体企業です。シリコンバレーの大手電源ICメーカーでの経験を有するエンジニアたちによって創業され、産業機器や通信システム、データセンター、医療機器など、多岐にわたる分野向けに高性能な電源ICおよび電源モジュールを提供しています。小型で高効率、高いコストパフォーマンスを誇る製品を開発し、独自のDie Bankシステムにより柔軟な供給体制を実現しています。
国内市場での販売は、加賀FEI株式会社や伯東株式会社を通じて行われています。顧客の需要変動にも迅速に対応できる体制のため、短納期での供給が実現されています。
会社概要
社名:Einno Semiconductor(Hong Kong Einno Semiconductor Co., Ltd.)
本社所在地:香港
CEO:Richard Ying
事業内容:高性能・高出力の半導体パワーモジュール/ICの設計、製造及び販売
設立年:2019年
公式サイト
本製品に関するお問い合わせは、以下から連絡が可能です。
以上がEZ8648の基本情報と利点についての紹介です。この電源モジュールは、FPGAおよびASIC向けの用途において、非常に有用であることが期待されます。