株式会社SQUEEZEが霞ヶ関キャピタル株式会社と提携し、そのオペレーションプラットフォーム「suitebook」を新規ホテルに導入したとのニュースが発表されました。この取り組みは、今後のホテル運営を多角的に進化させる意義を持っています。
霞ヶ関キャピタルは、東京都千代田区に本社を構える企業で、ホテル業界において急速に成長を遂げています。その連結子会社のfav hospitality group株式会社(FHG)と共に、SQUEEZEの「suitebook」を「FAV LUX 札幌すすきの」に続く新たなホテル、BASE LAYER HOTEL名古屋錦、edit x seven 富士御殿場で導入することが決まりました。
この新プラットフォームの導入により、霞ヶ関キャピタルは3つの施設で一貫した業務運営を行うことになります。特に目を引くのは、SQUEEZEが展開する次世代型宿泊管理システム「suitebook」ですが、このシステムはクラウド型であり、AI技術も活用してホテル運営全般を支援しています。
「suitebook」は、従来のPMS(Property Management System)を超えて、収益性に直結したKPI管理やコスト管理など、経営に必要な多くの要素を含んでいます。これにより、ホテルの効率化、サービス品質の向上、ひいてはゲスト満足度の向上を図る仕組みが整備されています。
この取り組みが生まれた背景には、SQUEEZEとFHGの初のパートナーシップによる成功体験があります。今年7月に開業した「FAV LUX 札幌すすきの」の運営を通じ、両社が同じ目標に向かって進むことで、次世代型ホテル運営モデルの構築を目指すという共通のビジョンが見えてきました。
SQUEEZEのCEO、舘林真一氏は、「価値の詰まった社会を実現するために」と語り、実体験に基づいた自社のサービス展開を強調しています。特に、空き家を遠隔で民泊として運営した経験が、同社のルーツとも言えるでしょう。
今後、SQUEEZEは自社ホテル運営に加え、国際的なホテルオペレーションの支援へと事業を拡大していく意欲を見せています。テクノロジーとリアルな体験を融合させることで、宿泊業界全体に変革をもたらし、宿泊業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するリーディングカンパニーとしての地位を確立していくようです。
この新しい試みは、これからのホテル業界において大きな波を起こすかもしれません。現代のニーズに応じた柔軟で革新的なサービス提供が加速することで、ゲストにとっても価値ある宿泊体験の実現が期待されます。