新しいカタチの介護福祉事業に挑む株式会社Salud
株式会社Saludの代表、中浜崇之氏は、17年間の介護福祉士としての豊富な経験を基に、今までにないアプローチを展開しています。この会社は、特にコロナ禍以降、地域との交流を失った高齢者や障害者、さらに多世代との関係が築きにくくなった子供たちのために、絵本とガチャガチャというユニークなツールを用いて地域活性化を図っています。
中浜氏のビジョンと介護福祉の改善
中浜氏の信念は『自分らしく死ねる社会を創る』というもの。それを具現化するため、彼はメディアにも出演し、介護福祉に関するポジティブなメッセージを広めています。その姿勢からは、単なる介護サービスの提供を超え、社会全体にポジティブな影響を与えようとする意気込みが伝わります。
コロナ禍の影響
コロナ禍によって、福祉介護現場は大きな打撃を受けました。特に高齢者や障害者にとっては、社会との接点が少なくなり、孤立感が高まりました。中浜氏はこの状況を憂い、彼らが再び地域社会と繋がれるための具体的な手段を模索してきました。
旅する図書館Boketto
Saludが展開している『旅する図書館Boketto』は、絵本を通じた交流を促進する取り組みです。このプロジェクトでは、誰もが手軽に絵本を手に取り、多世代交流のきっかけを作ることに注力しています。絵本は子供だけのものではなく、大人が読んでも新たな発見があります。
また、絵本を借りるだけでなく、無料交換会を開催することで、不要になった物をただ捨てるのではなく、次の人と繋がる場を提供します。これはSDGsへの貢献にも繋がり、モノを大切にする精神を育むことにも寄与します。
じじばばからのちょいみみガチャ
もう一つの取り組み『じじばばからのちょいみみガチャ』では、高齢者の貴重な経験や知恵を若い世代に届けることを目指しています。これは、ガチャガチャとおみくじを組み合わせたユニークな形のもので、遊びながら貴重なアドバイスを得ることができるのです。若者と高齢者の交流を深め、その中で生まれる新たな発見と学びが期待されています。
地域活性化の未来
Saludのこれまでの活動を元に、高齢化社会の中でも充実した生活を送るための取り組みは今後も続けられます。地域ごとに展開した知見を基に、プロジェクトを拡大し、様々な人々に貢献したいと考えています。地域社会との関わりをさらに深め、介護福祉のイメージを向上させることが彼らの目指すゴールです。
お知らせ
株式会社Saludは、講演や研修などの依頼も受け付けています。興味がある方はぜひ公式ホームページやSNSを通じて連絡を取ってみてください。
詳細な開催情報は以下の通りです。
- - 日程: 8月12日(土)
- - 時間: 13:00 - 17:30
- - 会場: ありが分校
- - 住所: 茨城県水戸市有賀町1021-1
- - WEB: ありが分校
- - Facebook: イベントページ
高齢者や障害者が自治体から支えられ、自分らしく生きるための新たなサービスを展開し続けるSalud。このプロジェクトが今後どのように発展し、地域社会に貢献していくのか、注目が集まっています。