日立、自動化施設開設
2024-07-02 13:39:19

日立製作所、製造・物流分野の自動化・最適化協創施設「Automation Square」を羽田と京都に開設

日立製作所、自動化・最適化協創施設「Automation Square」を羽田と京都に開設



株式会社日立製作所(以下、日立)と株式会社日立オートメーション(以下、日立オートメーション)は、製造・物流分野の自動化・最適化を推進するため、協創施設「Automation Square HANEDA」(以下、羽田施設)と「Automation Square KYOTO」(以下、京都施設)をそれぞれ羽田イノベーションシティ(東京都大田区)と京都リサーチパーク(京都府京都市)に開設しました。

これらの施設では、日立の「トータルシームレスソリューション」という、プロダクト、OT(制御・運用技術)、ITを組み合わせた総合的なソリューションを通じて、顧客との協創機会を創出します。

背景

製造・物流分野では、少子高齢化による労働力不足やeコマースの拡大に伴い、自動化のニーズが高まっています。さらに、脱炭素社会の実現に向けて、工場の省エネルギー化や輸送の効率化によるCO2排出削減も求められています。

日立グループは、これらの課題解決に向けて、スマートな「次世代ファクトリー」とサプライチェーン全体の最適化を目指しています。顧客協創を通じて、幅広い分野のドメインナレッジを活用し、「トータルシームレスソリューション」を提供することで、さまざまな課題解決を目指します。

「Automation Square HANEDA」

羽田施設は、5つのゾーンで構成され、日立の「トータルシームレスソリューション」の実物を見学・体験できます。展示内容は定期的に更新され、最新の技術やソリューションが紹介されます。

TSS Vision Theater:3面モニターを用いて、トータルシームレスソリューションのビジョンを紹介するゾーンです。
Manufacturing Zone(製造分野):スマートな「次世代ファクトリー」実現に向けたソリューションの映像・実機デモを展示するゾーンです。ロボット設備による自動化ラインのデモや、統合製造実行管理システム「FactRiSM」と自動化ラインをリアルタイムにつないだサイバーフィジカル融合の事例が紹介されます。
Logistics Zone(物流分野):サプライチェーンの最適化に向けた、ロボティクスSIを中核とするソリューションの映像・実機デモを展示するゾーンです。輸配送最適化システム「Hitachi Digital Solution for Logistics」、倉庫内在庫管理最適化システム「HITLUSTER」など、ITソリューションが紹介されます。
Collaboration Lounge:顧客との協創に向けた具体的な議論を行うゾーンです。
* Advanced Technology Zone:日立グループの先進機器・ソリューションを展示するゾーンです。人の動作を検知するセンサーソリューションや、対話形式で製品の保守を促す「Talkative Products-話す機械-」など、革新的な技術が紹介されます。

「Automation Square KYOTO」

京都施設では、高精度3Dビジョンを活用したティーチングレス・マスターレスのパレタイズ・デパレタイズ知能ロボットの実機デモや、「Racrew」によるパレット搬送との連携デモを実施します。さらに、顧客の商品を預かり、日立オートメーションの高精度3Dビジョンセンサーによる画像識別テストを行う環境を提供することで、課題解決を迅速化します。

日立製作所と日立オートメーションの取り組み

日立製作所は、データとテクノロジーで持続可能な社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。日立オートメーションは、産業用ロボットを活用したラインビルディング(ロボティクスSI)を提供しており、自動車を中心としたロボティクスSI事業、知能ロボットビジョンシステムの開発・提供などを手がけています。

日立製作所と日立オートメーションは、両社の強みを活かし、顧客の事業価値最大化に貢献していきます。


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