フジワラテクノアートが誇る技術力
株式会社フジワラテクノアートが開発した「小型通気式固体培養装置」が、第5回FOOMAアワード2026で経済産業省製造産業局長賞および最優秀賞を受賞しました。これは、日本国内の機械製麹シェアの約80%を占める同社にとって、非常に名誉な成果と言えます。フジワラテクノアートの所在地は岡山県岡山市北区で、代表取締役社長は藤原恵子氏です。
FOOMAアワードとは
FOOMAアワードは、食品関連技術や機械の中から評価された製品に授与される権威ある賞で、革新性や実用性が重視されます。今回の受賞は、同社の製品が業界内で高く評価されていることを示すものです。受賞者には、技術的な革新や社会のために貢献する価値が求められます。
小型通気式固体培養装置の特長
この装置は、「麹づくり」として広く知られる固体培養技術を利用し、未利用資源の価値を高めることを目的としています。具体的には、大型装置と同様の基質通気式の温度制御方式を採用しており、小規模な環境でも高い再現性を持って通気培養試験が自動制御下で行える仕組みになっています。また、自動攪拌機能を搭載し、24時間無人での運転が可能です。
これにより、以下のような数多くのメリットがあります。
- - 研究機関や中小企業が容易に固体培養技術を導入できる
- - 未利用資源の価値を迅速に検証し、事業化に繋げられる
- - サーキュラーエコノミーの実現に貢献
- - 各種微生物インダストリーのプラットフォームとして持続可能な社会の構築へ寄与
国際的な注目
さらに、この装置はフランス国立農業・食料・環境研究所(INRAE)とフランス食品産業全国協会(ANIA)が主導する発酵研究コンソーシアム「Ferments du Futur(FdF)」にも導入されています。これは、日本の固体培養技術が国際的に注目されている証拠でもあります。
FdFでの機械説明の様子からもわかるように、フランスにおける研究においてもこの装置の重要性が認識されています。
国内での展開
また、国内では未利用資源を麹菌で培養する新たな事例が増えています。例えば、抽出後のコーヒーを麹化した「ポリフェノールたっぷりパン」という製品も登場しており、環境に優しい取り組みが進められています。これにより、新しい価値創造や社会課題解決にもつながることが期待されています。
ユーザーからの評価
受賞に際し、FOOMAアワードの審査委員長である後藤芳一氏からは「日本の誇る醸造・発酵の技術を世界に普及していく、夢のある機械」という高い評価をいただきました。また、フジワラテクノアートは、発酵・固体培養技術をフードテックやバイオリファイナリーなどの新領域に応用することで、さらなる進化を目指しています。
参加情報
フジワラテクノアートは2026年6月2日から5日まで東京ビッグサイトで開催されるFOOMA JAPAN 2026にも参加しています。ブース番号はE1-22-08です。このイベントは無料で参加可能ですが、事前登録が必要です。興味のある方はぜひ訪れてみてください。
セミナー登壇
さらに、6月4日にはフードテックに関するセッションにも登壇する予定です。このセッションでは、食産業のグローバル化や新たな事業機会の創出について話し合います。
今後もフジワラテクノアートは、未利用資源の高付加価値化や資源循環、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていく見込みです。