医療ツーリズムの新展開
2019-11-27 11:45:12

中国人訪日医療ツーリズムの未来を切り拓く三者の連携

中国人訪日医療ツーリズムの新たな形



2020年より、笹川総合研究所、中国セレス社、株式会社Nutsによる連携が始まり、中国人訪日医療ツーリズムの受け入れがスタートしました。この取り組みは、中国の富裕層に対して、日本の先進的かつ高品質な医療サービスを提供することを目的としています。

パートナーシップの形成



笹川総研の西原賢治取締役社長は、Chinaのセレス社との長年にわたる協力を通じて、特に医療ツーリズムの分野で重要な関係が築かれたことを語りました。彼は、Nuts社が運営する「ヴィデビムスクリニック」とのパートナーシップが、中国の富裕層に対し、高度な医療サービスとホスピタリティを提供する上で適切な選択であると強調しました。

一方、上海のウェブ技術企業であるセレス社の仲凯韬CEOも、日本のクリニックとの提携によって中国の顧客を安心して日本へ送り出せるという期待を語り、この医療ツアーを通じて日中の相互理解を深めることも目指しています。

医療サービスの質



「ヴィデビムスクリニック」を監修する加藤友朗医師は、コロンビア大学の外科教授として知られ、多臓器移植の権威でもあります。彼の指導のもとで、クリニックは世界最高水準の医療サービスを提供するよう努めています。Nuts社の森田浩章代表取締役社長は、中国人の医療ツーリズム先としてクリニックが選ばれたことを大変嬉しく感じていると伝えました。

業務連携の具体的な内容



会見の後、三社間で協力の具体化が図られました。特に、南青山クリニックへの出資が第一弾として決まり、今後も迅速に新規クリニックの開業を進める方針が確認されました。これにより、中国からの医療ツーリズム待機者を増やさないための取り組みも強化される見通しです。

西原社長によると、出資金に関して「上限は設けていない」とのことで、セレス社との共同ファンドは800億円で合意形成がなされています。この大規模な出資体制により、紹介される医療サービスの質や規模はさらに向上することが期待されています。

未来への展望



セレス社は国の土地の払い下げを取り扱う他、最新の機械工業技術や医療機器も手掛けており、幅広い事業展開をしています。医療ツーリズムの促進により、保有する約3000名の富裕層顧客に迅速にサービスを提供することが必要不可欠です。2020年1月中には100名の会員獲得を見込んでおり、年間で約2000名の新規会員をターゲットにしているとのことです。

この新しい動きは、中国人訪日医療ツーリズムの市場における重要なステップとなりそうです。連携によって提供されるサービスは、今後も多くの期待が寄せられることでしょう。

会社情報

会社名
株式会社Nuts
住所
東京都港区東麻布3-3-1アイザック東麻布4階
電話番号

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。