島根県西ノ島町で進化する！観光二次交通人材育成プロジェクト

株式会社パブリックテクノロジーズ（以下、当社）は、島根県西ノ島町と手を組み、地域の観光二次交通を支えるための人材育成プロジェクトを発表しました。この取り組みは、交通空白の解消を目指し、2025年9月から実施されます。

背景と地域の課題

西ノ島町を含む島嶼地域では、訪問者が港や空港から宿泊施設や観光地へアクセスするための観光二次交通が欠けています。この不足が、来訪者の移動体験や観光消費に影響を及ぼしています。宿泊業者は送迎を担当する人材が不足しており、地域における受け入れ体制の維持が難しくなっています。

特に夏期には二次交通の需要が集中し、タクシー事業者は年間を通じて運転手を確保することが困難です。これにより、繁忙期の人手不足と淡季の稼働低下といった構造的な問題が浮かび上がっています。

プロジェクトの概要

このプロジェクトでは、地域の関係者が共通の理解を持ち、課題を整理し、知識を磨いて具体的な解決策を検討する体制を構築します。具体的には、観光二次交通における人材を育成し、実運用に向けた準備を進めます。特に、ライドシェアなどの新しい交通サービスも視野に入れ、持続可能な観光インフラの形成を目指します。

当社は、これまで培った人材育成の経験を活かし、地域に密接に寄り添いながら実践的な解決策を提供していきます。

実践型人材育成プログラム

本プログラムは、観光二次交通の現状を関係者と共有し、解決策を自ら考え実行できる力を育むことを目的としています。参加者は、専門家によるセミナーで事例研究や新たな交通手段の情報を学び、その後のワークショップで協力しながら優先課題の特定、運営モデルの設計へと進みます。最終的には、参加者自身が「改善提案書」と翌年度の計画を作成し、実証運行への準備が整います。

プロジェクトのスケジュール

このプログラムは、フェーズごとにセミナーやワークショップが設定されており、2025年9月から2025年12月まで行われます。具体的な日程は以下の通りです。

- セミナー／ワークショップ①: 2025年9月26日
- ワークショップ②: 2025年10月17日
- ワークショップ③: 2025年11月19日
- ワークショップ④: 2025年12月12日

今後の展望

当社は、地域から世界へとポテンシャルを広げるというビジョンを掲げています。地域交通コーディネーターを育てることで、西ノ島町の公共交通を市民にとって使いやすいものへとリデザインします。また、地域自らが持つ交通インフラをデジタル技術を通じて拡張し、安心して移動できる環境を目指します。本プロジェクトに興味がある方は、当社へのご連絡をお待ちしています。

詳しい情報は、こちらからもご確認ください。