旭化成ホームズが進める施工・物流の脱炭素化
建設業界において持続可能性が求められる中、旭化成ホームズ株式会社はCO₂削減に向けた新たな取り組みを拡大しています。特に再生可能エネルギーを活用した電動駆動のクローラクレーンや、次世代バイオ燃料であるリニューアブルディーゼル(RD)の利用を推進し、施工現場や物流分野での環境負荷の軽減を図っています。
クローラクレーンの電動駆動の実証実験
2025年に開始される軽油と電気の両方で運用できるクローラクレーンの実証実験は、再生可能エネルギーを活用して電動駆動することに重点を置いています。2026年1月からは、最大3階建てまで対応可能な小型電動クローラクレーンの実証が始まる予定です。これにより、都市部の限られたスペースでもCO₂排出量を削減できる持続可能な施工方法の確立を目指しています。新たな電動駆動可能なミニクローラークレーンも投入され、このプロジェクトを支援します。
バイオ燃料の利用拡大
RDの活用についても、特に住宅施工現場での軽油使用が多い杭工事に焦点をあてています。伊藤忠エネクス株式会社の協力により、2026年1月から関東の施工現場でRDの実証実験を開始し、施工性や排出削減効果を見極めます。また、2024年10月からは関東でのRDの実証運用が始まり、関西エリアでも2tトラックの燃料を軽油からRDに切り替えた結果、CO₂の約137,000トンキロを削減する見込みです。
背景と目標
2023年7月、旭化成ホームズはSBT(Science Based Targets)を取得し、温室効果ガスの削減に向けた施策を強化しています。特に、SCOPE2では、HEBEL HAUSを建設されたお客様から購入した再生エネルギーを活用し、事業活動における電力使用の脱炭素化を進めています。こうした背景を踏まえ、施工プロセスの環境負荷を低減するため、今回の実証実験を実施するに至りました。
旭化成ホームズのこれらの取り組みは、持続可能な社会への貢献として、業界全体に影響を与えることが期待されています。今後も、施工・物流分野での環境負荷軽減が進んでいくことで、持続可能な未来を実現することが急務です。私たち一人ひとりができることも多いですが、企業の大きな取り組みもその道を切り拓く重要な要素となるでしょう。