東北大学とNECが協力、半導体人材育成に新たなステージへ

東北大学とNECファシリティーズの連携



東北大学とNECファシリティーズ株式会社が、半導体分野における人材育成を推進するために手を結びました。この連携の一環として、東北大学が運営する半導体人材育成プラットフォーム「S-Hub」と協力し、オンライン基礎講座を展開します。2026年3月に開始するこの講座では、半導体製造に必要不可欠な工場インフラの仕組みや最新の動向を学ぶことができ、大学生や大学院生、高専生、さらには社会人を対象にしています。

この取り組みは、急速に発展する半導体産業のニーズに応えるためのもので、特に日本国内では先端技術の専門人材が不足しているという課題に直面しています。特に、AI技術の向上やサプライチェーンの強化が求められる中、2030年には半導体市場が2020年の約2倍に達すると予測されています。 そのため、文部科学省の「enSET(半導体人材育成拠点形成事業)」に選出された東北大学は、専門的な人材の育成に特化した教育体系を整備しています。

講義の内容とメリット



この新しい講座の中核をなすのは、「ファシリティ概論」と呼ばれる11回シリーズのオンライン講義です。この第9回目の講義では、半導体工場の運営に関わるキーポイントを学ぶことができます。具体的には、次のようなトピックが含まれています:

  • - 半導体工場全体の構成
  • - ユーティリティ設備の基本概念
  • - 電力供給システムの仕組み
  • - 超純水の生成と水質管理
  • - 薬品やガスの供給メカニズム
  • - 環境に配慮したファクトリーの設計
  • - 事業継続計画(BCP)の支援
  • - 設備診断と保全に関連した技術
  • - ファシリティにおける人材とその業務

受講形式はオンライン(オンデマンド)で、90分の講義が全国から受講可能です。また、受講料は学生は無料、社会人の場合は1講座5,500円、すべての講座に参加する場合は55,000円という設定です。

出発点からの未来



この講座の特徴は、半導体工場インフラの重要ポイントを体系的に学べることです。また、省エネや脱炭素、BCPなどの社会的要請に基づく内容を盛り込むことで、実践的なスキルと知識を提供します。NECファシリティーズの幅広い現場知識を基にしたこのプログラムは、確実に即戦力となる人材を育成することが期待されています。さらに、東北大学の「S-Hub」との協力により、産学連携のさらなる進展を目指しています。

今後、NECファシリティーズは、デジタルトランスフォーメーション(DX)やIoT・AI技術を取り入れた新たな工場インフラの運営や教育の高度化に向けて、様々な教育・研究機関との対話を進める予定です。半導体分野での人材育成において、講座内容のさらなる充実や産学連携の推進を続けることで、日本の半導体産業の基盤強化に貢献していく方針を示しています。

第1回目の講義が始まるまでには、多くの学生や社会人にとって貴重な学びの機会となることでしょう。半導体業界における高度な専門技術者の育成を目指し、今後の展開から目が離せません。

会社情報

会社名
NECファシリティーズ株式会社
住所
東京都港区芝二丁目22-12NEC第二別館
電話番号

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