岡山大学のCO2可視化
2024-10-09 13:22:08

岡山大学が企業と連携しCO2排出量可視化に挑戦!学生の視点から製造現場を探る

岡山大学がCO2排出量の可視化へ挑戦



2024年10月3日、岡山大学は主催する「企業のCO2排出量可視化を目的としたワークショップ」の第2回を、和気郡にある岡山技研工業株式会社の本社工場で開催しました。この取り組みは、岡山県商工会連合会との協力によるもので、企業と学生が一体となって環境への配慮と製造過程の理解を深めることを目指しています。

ワークショップの目的と活動内容



このワークショップでは、岡山大学の社会文化科学学域の天王寺谷准教授が監修する中、学生たちが岡山技研工業の製品に関連するカーボンフットプリント(CFP)の算定に挑戦しました。CFPとは、製品のライフサイクル全体を通じて排出される温室効果ガスの量を示すもので、原材料の調達から製造、廃棄やリサイクルまでの過程が含まれています。

学生は工場見学を通じて、鍛造加工製品の製造工程に触れ、それぞれの段階における資源の使用情報を学びました。実際の製造現場を見ることで、理論的な知識を実感として捉える貴重な体験となりました。

学生の感想と意義



工場見学を終えた学生たちは、「初めての工場見学で、鍛造の迫力を肌で感じられた。CFP算定に向けた挑戦が楽しみ」と話しました。この声からは、新たな学びに対する期待を強く感じました。また、工場の川上健二社長も「学生が真剣に製造現場を見学してくれて、とても嬉しい。ものづくりの魅力を次世代に伝える活動としても意義深い」と語りました。

今後の展望



今後、岡山大学の学生たちは製品ごとのライフサイクルフロー図を作成し、更なるデータ収集と分析を進めて、年内にCFPの算定を完了させる予定です。また、この活動は岡山大学が7月に採択された環境省の地域ぐるみの脱炭素経営支援体制構築モデル事業とも強く関連しており、地域全体の脱炭素化に向けた取り組みへとつながることが期待されています。

このワークショップを通じて得られる成果は、岡山地域の脱炭素経営の機運を高めるために還元されることでしょう。これは単に学問の一環としての活動だけでなく、地域社会における持続可能な未来のための重要なステップです。

締めくくり



岡山大学の取り組みは、学びだけでなく、実際のものづくりの現場と環境問題に対する意識を高めることで、学生自身の成長と地域社会とのつながりを促進しています。今後も、岡山大学は持続可能な開発に積極的に貢献し続けることでしょう。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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