デジタルハリウッドの壁打ちチューターAI「Ututor」が生成AI大賞2025で優秀賞を受賞

デジタルハリウッドのAI「Ututor」が生成AI大賞2025で名誉ある受賞

デジタルハリウッド株式会社が、AI技術を駆使した新たな壁打ちチューター「Ututor」を開発し、これが2025年の生成AI大賞で優秀賞を受賞したことが発表されました。この技術は、学習者に対して時間や場所に束縛されることなく、常にフィードバックを提供するシステムとして注目されています。特に、一定の学びの長さが求められる分野において、利用者の成長支援につながる重要な役割を果たしています。

生成AI大賞2025についての概要

本コンテストは一般社団法人Generative AI Japan主催で、毎年具体的な活用事例を評価し表彰するイベントです。今年度は113社以上が参加し、AI活用の実践的な成果やインパクトを審査基準に基づいて評価しました。これにより、のべ8組のファイナリストが最終的に選出され、12月11日のプレゼンテーションを通じてデジタルハリウッドが優秀賞に輝きました。

Ututorの特徴と利点

「Ututor」は、利用者がいつでもアドバイスを受けられることで、作品制作における自由な発想を促進します。AIが生成するのではなく、作品への講評やフィードバックを通じて利用者が新たな気づきを得る仕組みになっています。これにより、在学中は24時間、何度でも自分の作品を見直し、アドバイスを受けることが可能です。また、デジタルハリウッドのオリジナル教材「Any」を使って、フィードバックと改善を繰り返し体験することで、現場のクリエイターからのフィードバックも受けながらスキルを高めることができます。

この包括的な学習プロセスを通じて、ユーザーは現実的な制作環境を体感しつつ、技術力を向上させることができます。さらに、AIの学習には自身の作品データが使われることはなく、プライバシーやデータ保護の面でも安心です。

今回の快挙に対する反響

デジタルハリウッドの春名啓紀社長は、「Ututorの評価を受け、感じたことはAI技術の進化を実感する機会となった。これを機に更なる技術の進化と、学びへの導入を進めたい」と述べています。

generateAI分野のリーダーであるデジタルハリウッドがこのような成果を上げたことは、教育技術の未来への道しるべともなります。