企業のYouTube運用に関する実態調査の結果
最近、株式会社アカシアが行った「YouTube運用の撤退・失敗に関する実態調査」では、企業のYouTube運用に関する驚くべき結果が浮き彫りになりました。調査対象は、実際にYouTubeを運用している企業の担当者303名。結果として、実に62.7%の企業がYouTube運用を撤退または中止した経験があるということが明らかになりました。
撤退の原因
調査では、撤退の理由が「営業成果に繋がらなかった」と「再生数が伸びなかった」がほぼ同率で挙げられました。特に、「営業成果に繋がらなかった」という回答は41.1%に達し、多くの企業が成果を上げられなかったことに直面している状況が浮き彫りになっています。一方、失敗しながらも運用を続けている企業の多くは、事業成果と深く結びついた理由を挙げています。
成功のための要因
調査結果では、失敗に直面した後もYouTubeを運用し続けた企業の中で、最も頻繁に示された理由は「ブランド認知度が向上した」とのこと。これは、再生数や視聴者数といった数値よりも、実際の成果に結び付く要素が重視されていることを示しています。
場所を移して、調査結果をさらに深堀りしていきましょう。YouTube運用体制を見てみると、全体の57.1%が「すべて自社運用」を行っているという結果がありました。ここから45名が完全外注、さらに85名が一部外注を利用しており、全体で42.9%が外部リソースを活用しています。
また、成功を収めている企業たちは「再生数」ではなく、どれだけ「事業成果」として繋がったかを重要視しています。この視点の違いが運用の結果に大きな影響を与えていると考えられます。
失敗の経験
約9割の企業がこの運用で何らかの失敗を経験しており、「継続投稿したが再生数が伸びなかった」という回答が32.0%で最も多く見られました。この結果は、単にコンテンツを作り続けるだけでは不十分であり、戦略的なアプローチが必要であることを示唆しています。
調査対象者のうち、失敗と判断するまでの期間については、39.2%が「3〜6か月未満」と回答しており、73.5%が1年以内に限界を感じるという傾向が見られました。これからも、多くの企業が収益化を見込むための時間を持っていない状況が続いていると言えます。
動画コンテンツ作りのカギ
更に、失敗から得た教訓として最も多かったのが「動画の品質向上に投資」することで、94名(35.5%)がこの選択をしています。しかし、調査によると課題の本質はコンテンツの設計や戦略にあると考えられています。もっと言えば、ただ「良い品質」だけでは足りなく、「事業成果に繋がる設計」が求められているのです。
このように、YouTube運用の実態調査からは今後の戦略方向性が見えてきます。「再生数を増やすのではなく、事業成果に直結するコンテンツ作り」を目指すことが、企業が成功に至るカギとなるでしょう。
詳細な調査レポートは、こちらの
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