MWC 2025での新技術
2025-02-27 11:03:33

京セラとローデ・シュワルツが革新技術をMWC 2025でデモンストレーション

5G技術の進化がMWC 2025に登場



バルセロナで開催されるMWC 2025では、京セラ株式会社とローデ・シュワルツが共同で行う革新的なデモが注目されています。両社は、異なる周波数の電波ビームを同時に生成できるミリ波フェーズド・アレイ・アンテナ・モジュール(PAAM)のOTA特性評価を行います。この技術は、5G FR2インフラのさらなる進化を促し、多様な移動体通信事業者によるネットワーク運用を可能にします。

ミリ波PAAMの新設計



京セラ社が開発したPAAMは、384個の二重偏波素子を搭載し、最大8本の電波ビームを異なる方向に同時に生成する先進的なデザインです。この技術は、サイトに設置された場合、異なる事業者が独自の周波数帯域でネットワークを共有することが可能です。しかし、各アンテナ素子が協調して機能することが重要であり、ここでローデ・シュワルツが提供するOTAテスト技術が役立ちます。

OTAテスト技術の重要性



ローデ・シュワルツが誇るCATRベースのOTAテスト技術は、複雑なアンテナアレイが持つ特性を完全なシールド環境で評価する手段を提供します。これにより、エンジニアはビーム・パターンの適正さを確認し、サイドローブを最小化することができます。

MWC 2025でのデモ内容



MWC 2025では、特に注目すべき展示が行われ、京セラのブース(5E12)でPAAMのデモンストレーションが実施されます。ローデ・シュワルツのR&S ATS1800Mミリ波テストチャンバを使用し、特に4つの異なる方向からのRFビームを同時に受信する先進的な課題に挑戦します。このデモでは、4つの各方向からの5G NR信号をシミュレートし、受信信号の品質を評価します。

完全なテストセットアップ



デモには、5G NR対応のR&S SMW200Aベクトル信号発生器やR&S FSWシグナル・スペクトラム・アナライザなど、複数のテスト機器が含まれます。これらの機器はシームレスに連携して動作し、エンジニアは複雑な受信シナリオをシミュレートすることが可能です。実際のMWC 2025で、これらの技術がどのように利用されるのか、この目で確かめてください。

日程と場所



MWC 2025は、2025年3月3日から6日までバルセロナのFira Gran Via展示会場で開催されます。京セラ社のブース(ホール5、小間番号5E12)にぜひ訪れて、この画期的な技術を直接体験してください。

京セラ社とローデ・シュワルツについて



京セラ株式会社は1959年に設立された企業で、エンジニアリング材料を駆使し、多様な産業に貢献しています。近年、特に持続可能性において評価されており、フォーブス誌の「グローバル2000」にも名を連ねています。一方、ローデ・シュワルツは、90年以上の歴史を持つグローバルな企業で、電子計測やネットワークセキュリティを専門とし、より安全な社会の実現に向けた努力を重ねています。


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会社情報

会社名
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社
住所
東京都新宿区西新宿7-20-1住友不動産西新宿ビル27階
電話番号

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