バングラデシュの若者たちの考えと行動を探るオンラインイベント
2024年9月21日、国際協力NGO「シャプラニール」が主催するオンラインイベント『いまバングラデシュの若者たちは何を考え・どう行動しているのか』が開催される。ダッカ大学の学生たちをゲストに招き、バングラデシュの政変期における若者の姿を深掘りすることを目的としている。
歴史を刻む抗議行動
2024年6月、バングラデシュの大学生たちは公務員採用の優遇枠に対する抗議行動を先導し、その結果として首相シェイク・ハシナ氏の辞任を求める声が高まった。この運動には多くの若者が参加し、彼らは新たな時代の幕開けを求めて、強い意志で立ち上がった。彼らの行動は“アジアを代表する強い女性リーダー”と称されるハシナ首相に対するものだった。
イベントの詳細
このイベントでは、バングラデシュと中継を結び、ダッカ大学社会科学部の日本学科から3名の学生が登場する。彼らは何を考え、どのように行動しているのかを直接語ることで、バングラデシュ社会の未来についての期待を共有する。参加は無料で、事前登録が必要である。先着500名の定員が設けられており、関心のある方はお早めに申し込むことが推奨される。
参加方法
2024年9月21日(土)17:00から開始されるこのオンラインイベントは、主に日本語で行われるが、英語での意見も同時通訳が提供されるため、安心して参加できる。参加希望者は、シャプラニールの公式ウェブサイトにて申し込みを行い、締切は9月20日となっている。
クラウドファンディングにて支援募集中
また、シャプラニールは現在、バングラデシュでの危機的な状況に対する支援を募るクラウドファンディングを実施している。歴史的な政変に加え、大洪水の影響で困難な状況に直面している地域住民のため、このプロジェクトは緊急的な支援を必要としている。目標金額は500万円で、イベント開始と同日から10月31日まで寄付が受け付けられている。
シャプラニールの取り組み
シャプラニールは1972年に設立された国際協力NGOであり、貧困のない社会の実現に向けて活動を行っている。その取り組みには、児童労働の防止、災害への備え、さらにはフェアトレード活動などでも知られており、国内外で支持を集めている。彼らの公式サイトやオンラインショップ「クラフトリンク」では、さらなる情報や寄付のページが提供されている。
今回のイベントは、若者たちの声を直に聞くことができる貴重な機会であり、またバングラデシュの現状に目を向け、支援の輪を広げるきっかけとなるだろう。