ロッキード マーティンと富士通の新たなステップ
2023年10月、ロッキード マーティンと富士通は、海上自衛隊のイージス・システム搭載艦向けのSPY-7 Subarray Suite Power Supply Line Replaceable Unit(PS LRU)に関する購入契約を締結しました。この契約は、両社が2025年5月に結んだMOUに基づく初の商業契約であり、日本の安全保障における画期的な一歩となります。
契約の背景
この契約締結セレモニーには、富士通のナショナルセキュリティ事業本部長、宮崎健一郎氏と、ロッキード マーティンの副社長でアジア・インド地域最高経営責任者のWilliam L Blair氏が参加しました。
ロッキード マーティンの副社長兼ゼネラルマネージャー、Chandra Marshall氏は、富士通との協力により日本のASEV(Aegis System Equipped Vessel)向けのSPY-7レーダーのサプライチェーンが安定し、将来の任務遂行能力を持続可能にすることを強調しました。また、この取り組みは日米の防衛能力を強化するものであると位置づけています。
富士通の役割
富士通の宮崎氏は、重要な構成要素となるPS LRUのサプライヤーとして量産に着手することを喜ばしく思い、これは日本の防衛産業およびその基盤強化に貢献する重要なプロジェクトであると述べました。両社の協力は、日本の防衛力の維持・強化につながるという信念が言及されました。
パートナーシップの意義
ロッキード マーティンと富士通の連携は、日本の防衛力と技術的優位性を高めるための共同作業を示しています。インド太平洋地域における安全保障環境が変化し続ける中、両社の協力は地域の安全保障と繁栄に寄与する重要な要素となると考えられています。さらに、このパートナーシップは日本が自国の安全保障において果たす役割を強調しています。
SPY-7レーダーの優位性
ロッキード マーティンが開発したSPY-7ソリッドステートレーダーは、高い探知・追跡能力を備えており、急速に進化する脅威への対応が可能です。特に、複数のターゲットに対して同時に対処できる能力は大きな強みです。また、これは従来のSPY-1レーダーと比べて数倍の性能を発揮し、日本国内外の顧客に広く展開されています。
両社の展望
ロッキード マーティンは防衛技術の革新をリードしており、将来的にはさらに多様なサービスを提供する意向です。一方、富士通はデジタル・トランスフォーメーションを手掛け、持続可能な社会の実現に向けた技術開発に注力しています。両社の合弁により、日本の防衛能力の向上が期待されており、その成果は国内外での安全保障体制の確立に寄与するでしょう。
今後も、ロッキード マーティンと富士通の連携は、日本の防衛力の強化において重要な役割を果たすことが期待されます。これにより、インド太平洋地域の安全保障がより一層強固になることでしょう。
さらに詳しい情報は、ロッキード マーティンと富士通の公式ウェブサイトでご覧いただけます。