マウザー・エレクトロニクスが新しいIoTモジュールを取り扱い開始
マウザー・エレクトロニクスは、消費者市場向けの位置測位及びワイヤレス通信に特化したu-bloxの新製品、LEXI-R10 LTE Cat 1bis IoTモジュールの取り扱いを開始しました。この新しいモジュールは、QualcommのQCX216プラットフォームを基盤にした非常に小型なデザインが特徴です。さまざまな用途において、ウェアラブルデバイスや資産追跡、輸送、ヘルスケア、スマートシティ等、多岐にわたるニーズを満たすために最適化されています。
IoTアプリケーションをサポートするために設計
LEXI-R10は、特にコストを重視しつつ中速データ通信を求めるIoTアプリケーション向けに開発されています。3GPPリリース13に基づく本製品は、通常のLTE Cat 1デバイスが2つのアンテナを必要とするところ、LEXI-R10は既存のLTEネットワークを活用し、1つのアンテナで動作可能です。この設計により、デバイスはよりコンパクトになり、設計もより簡易になります。
さらに、LEXI-R10はLTEと同じインフラを利用するため、従来の技術を活かした設計が可能です。組み込みWi-Fi無線機能により、屋内ホットスポットのスキャンや、u-bloxのCellLocate位置サービスもサポートされており、ユーザーにとって非常に便利な機能を備えています。
高速データ接続と低エネルギー消費
本製品は、中容量のデータ接続を実現しており、ダウンリンク速度は最大10 Mbit/s、アップリンク速度は5 Mbit/sをサポートします。加えて、消費電力が少ない上、16 x 16 mm²という超小型サイズでありながら、高い設計柔軟性を提供します。
LEXI-R10シリーズモジュールは、国内外向けに複数のバリエーションが用意されています。グローバル市場向けには、オプションeSIMを搭載したLEXI-R10001Dがあり、さまざまなバンドに対応しています。また、アメリカ市場向けのLEXI-R10401Dは、AT&TおよびVerizonのネットワークにも対応。EMEA、APAC、ブラジル市場向けにはLEXI-R10801Dが用意され、各地域で求められる規制にも適合しています。
評価ツールの取り扱い
マウザーではu-bloxのR10401Dアダプタボードおよび評価キットの販売も行っています。これらの評価キットは高性能且つ操作が簡単で、LEXI-R10モジュールの評価を容易に行えるように設計されています。各地域に応じたバリエーションが提供されており、米国の主要LTEネットワーク業者から認証も受けています。
マウザー・エレクトロニクスの魅力
マウザーはグローバルな正規代理店で、半導体や電子部品、産業用オートメーション製品を幅広く取り揃えています。全ての製品は提携メーカーによってトレーサビリティが確保された100%の認定製品です。迅速な製品供給に加え、顧客サポートが充実しており、必要な技術リソースも提供されています。
新製品や技術に関する情報は、無料のニュースレターを通じてエンジニアに届けられます。エンジニアのニーズに合わせた情報提供が可能なところが、マウザーの大きな魅力です。
詳細な情報は、
マウザーのウェブサイトからご確認いただけます。また、u-blox製品の詳細は、
こちらにてご覧ください。