株式会社リンクス、最新SCADA/IIoTソフトウェア「zenon 14」の提供を発表
株式会社リンクスは、2024年12月6日から、最新のSCADA/IIoTソフトウェアプラットフォーム「zenon(ゼノン) 14」の国内提供を開始することを発表しました。この新製品は、製造業界における革新を推進するために、数多くの新機能や改良が加えられています。
zenonの背景
リンクスは、2017年よりオーストリアのCOPA-DATA社と提携し、日本国内で「zenon」の独占販売を行っています。zenonは、主に自動車、食品・飲料、医薬品、エネルギーなどの業界において広く利用されており、特に海外ではフォルクスワーゲンやBMW、アウディなどの名だたる企業がこのプラットフォームを採用しています。日本国内でも2019年にトヨタ自動車でのプロジェクトが始まり、順次導入が進んでいます。
zenon 14の主な機能
新しい「zenon 14」は、以下のような新機能を搭載しています:
- - Web Visualization Service:これにより、Web対応の様々なスクリーンタイプがサポートされ、ユーザーの操作体験が向上します。アラームメッセージリストや監査証跡に新しい項目が追加され、自動ソート機能も導入されています。
- - Linux OSの対応:zenon 12からの拡張として、さらに用途の広い機能がLinux環境でも動作するようになりました。これにより、アラームの確認やプロジェクトのオンラインリロードなどが可能になります。
- - データ収集機能の拡張:複数のドライバー機能が強化され、EUROMAP63やMELSECA、OPC UAに対するサポートも加わりました。
技術革新への対応
製品は、最新技術との互換性を確保し、SQL Server 2022を始め、.NET8やOpenSSL 3.0、CodeMeter8.00などの新しいテクノロジーを採用。これにより、現場のニーズに応じた柔軟な対応が可能になります。
リンクスのビジョン
株式会社リンクスは、「世界の天才たちの夢を、ビジネスに。」というミッションを持ち、「工場から人を消す」というビジョンを掲げています。最新の技術を導入し、製造現場の自動化・効率化を実現するための取り組みを続けています。
まとめ
これからの製造業には、効率化や自動化に向けたソフトウェアが求められています。「zenon 14」は、リンクスが誇る革新的なプラットフォームであり、業界の未来を切り拓く強力なパートナーとなることでしょう。