充実した内容のイベントレポート
2025年8月1日、東京にある人事図書館で『組織文化とリーダーシップ 原著第5版』の刊行記念イベントが盛況に開催されました。このイベントは、組織文化を題材にした熱い議論の場として、多くの人事の専門家が集いました。
イベントの開催背景
株式会社Trustyyleの主催のもと、人事に関わる全ての人々が集い、学び合う「人事図書館」は、多様なバックグラウンドを持つ人々が集まるコミュニティとして注目されています。今回は、『組織文化とリーダーシップ 原著第5版』の監修・監訳を担当された宇田 理氏を講師として招き、組織文化の本質について掘り下げる意義ある機会となりました。
開催概要
- - イベント名: 『組織文化とリーダーシップ 原著第5版』刊行記念イベント/組織文化は変えられるか?
- - 開催日時: 2025年8月1日(金)19:00~21:00
- - 開催場所: 人事図書館(東京都中央区日本橋蛎殻町1-12-7 WACROSS NINGYOCHO 6F)
- - 登壇者: 宇田 理 氏(青山学院大学経営学部教授)
当日のプログラムと様子
開場は18時30分で、定員30名の会場は開演前から熱気が漂っていました。宇田教授の講演では、ジャック・シャインによる組織文化の定義が紹介され、「組織文化は共有された学習から生まれる共有の産物である」という考え方が参加者に深く印象づけられました。また、外部適応と内部統合の二つの視点からの組織文化の理解、さらに組織アイデンティティのダイナミクスモデルについても言及があり、参加者は新しい視点に触れることができました。
特に印象的だったのは、企業の実例を交えた文化変革のアプローチで、書籍には記載されていない裏話も飛び出し、参加者たちの理解が一層深まったと言えるでしょう。後半の質疑応答では、「文化は簡単に変えられるものではなく、今ある中から良いものを見つけることが重要である」という教授の言葉に、多くの参加者が頷いていました。
参加者の声
参加者からは高評価が寄せられ、ほぼ全員が満足または大変満足と回答しました。参加者の感想の一部を紹介します。
- - 「文化とは共有された学習から生じるものという考えが良かった」
- - 「外部適応と内部統合の視点が、組織文化の理解を深めてくれた」
- - 「文化には結果指標的な意味もあることを知り、興味深かった」
- - 「下位文化の価値や変化への可能性について新たな視点を得た」
- - 「アットホームな雰囲気で学びが多く、参加して良かった」
今後の展望
このイベントを通じて、組織文化に対する新たな捉え方が示されました。また、第二弾の開催や関連テーマについてのリクエストが多数寄せられており、人事図書館では今後も人的資本経営や組織開発、リーダーシップなど、さまざまなテーマでの学びと交流の場を提供していく方針です。次回のイベントについては、公式サイトやSNSで随時お知らせされる予定です。
人事図書館について
人事図書館は、2024年4月に東京人形町にオープンしたコワーキング型のコミュニティです。2500冊以上の人事関連書籍と600名以上の会員を有し、「仲間と学びで、未来を拓く」をテーマに活動を続けています。この素敵な場で、組織文化やリーダーシップに関するさらなる学びを求めて、多くの人が集まり続けることでしょう。