「Native Place 薪」:嬉野温泉に新たな魅力を誕生させる特別な場所
2025年6月1日、佐賀県嬉野市の旅館「和多屋別荘」に新たな施設「Native Place 薪」がオープンします。この新しい体感型施設は、和多屋別荘の創業75周年を記念し、地域の文化や手仕事の魅力を活かしたプラットフォームとして期待されています。
「Reborn Wataya Project」の一環
和多屋別荘はこれまで「Reborn Wataya Project」として、「Made in ピエール・エルメ 和多屋別荘」や「BOOKS&TEA 三服」など、さまざまな取り組みを進めてきました。このプロジェクトによって、「泊まる旅館」から「通う旅館」への変革を目指し、地域とのつながりを大切にしています。「Native Place 薪」は、その活動の一環として誕生し、佐賀の風土に育まれた美しさと温もりを体験できる場所として、訪れる人々を迎え入れる準備が整いつつあるのです。
槙の木が象徴する温もりと休息
施設名に込められた「薪(まき)」は、窯元が火を焚くことによって作る器の原点を示します。また、和多屋別荘の玄関前に立つ「槙(マキ)」の木も、長年にわたりお客様を見守り続けています。この木を象徴とし、心の支えとなる場を提供したいという願いが込められています。来るべき「Native Place 薪」では、訪れるごとに心を癒し、寄り添う空間が広がることでしょう。
佐賀のクラフトの魅力を発信
「Native Place 薪」では、陶器の提供に地元の窯元が参加します。
有田焼の「李荘窯」
有田焼の陶祖・李参平に由来する李荘窯は、四代目当主のもと伝統と革新を融合させた美しい器を生み出しています。世界のレストランでも高く評価されているその技術力に期待が寄せられます。
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「G工房」
白磁と彫金を基にした作品を手がけるG工房は、柔らかな曲線と繊細なディテールが特徴の器を提供しており、新しい美しさを追求しています。
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肥前吉田焼の「224porcelain」
肥前吉田焼から生まれた224porcelainは、自由な製作スタイルが特長です。独自の新しい挑戦と長い歴史が融合した器との出会いも楽しみの一つです。
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「副千製陶所」
水玉模様の茶器で知られる副千製陶所は、手彫りの美しさを受け継ぎつつ、革新を志向した商品づくりに挑んでいます。
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より高品質な体験を提供する練りきり教室
さらに、「Native Place 薪」内には新たに移転オープンする「練りきり室」があり、垣間見ることのできる日本の美しい四季をテーマにした上生菓子作りを楽しむ教室が開催されます。鎌倉の和菓子店の指導の下、伝統的な道具を使う教室で、参加者は充実した体験ができることでしょう。予約制での参加が必要ですが、拡張されたスペースでの体験は、より快適になると期待されます。
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営業時間とお問い合わせ
「Native Place 薪」は、10時から19時(仮)に営業を予定しています。和多屋別荘の新たな魅力を体感できる場所として、訪れる早さが待ち遠しいですね。
詳しい情報はお電話にてお問い合わせください。
電話:0954-42-0210(代表)