フリーランスエンジニアの実態調査2025年版
フリーランスエンジニア・ITフリーランスの役立つ情報発信をするINSTANTROOM株式会社が、560名のフリーランスエンジニアを対象に調査を実施し、『フリーランスエンジニアの実態調査2025年版』を発表しました。この調査は、フリーランスエンジニアを目指す方や、現在フリーランスとして活躍しているエンジニア、さらにはフリーランス人材を活用する企業担当者にとって、今後のキャリア戦略や事業拡大において貴重な参考材料となることを目指しています。
調査結果の概要
調査の結果、約7割のフリーランスエンジニアが将来に対して不安を抱いていることが分かりました。この不安は、特に「将来的な安定性」や「成長に関する不安」へとつながっています。
将来への不安
調査において、「やや不安を感じる」と回答した人が42.9%、 「とても不安を感じる」との回答も25.0%あり、合わせて67.9%のエンジニアが何らかの不安を感じていることが明らかになりました。これにより、フリーランスエンジニアは、通常の職の保障がないため、仕事の継続性や安定した収入が得られるかどうかという不安を強く抱えていることが伺えます。
具体的な不安の内容
調査はさらに深く掘り下げられ、フリーランスエンジニアが具体的に何について不安を感じているのかが明らかになりました。「仕事や案件を安定的に獲得できるか分からない」との回答が69.8%を占め、最も多い結果となっています。また、「報酬が上がりにくい」という声も34.9%を占めており、フリーランスとしての厳しい現実が伺えます。これに対して、生成AIなどによる業務の代替を懸念する声は20.9%、さらにはキャリア形成への不安は16.3%という結果でした。
調査結果の意義
この調査は、フリーランスエンジニアの現状を把握するだけでなく、今後のキャリア形成やビジネス展開における指針ともなると考えられています。将来に対する不安を軽減するため、フリーランスエンジニアは自身のスキルを磨くと同時に、新たな知識を身につける必要があります。
また、企業側もフリーランス人材の活用を通じて、フリーランスエンジニアが安心して働ける環境の提供に努めるべきです。これにより、より良い協業が生まれることが期待されます。
フリーランスボードのご紹介
INSTANTROOM株式会社が運営する「フリーランスボード」は、フリーランスエンジニアおよびITフリーランス向けの求人・案件検索サイトで、国内最大級のスケールを誇ります。2024年からのサービス展開に向け、すでに100社以上のフリーランスエージェントと提携し、19万件以上の求人情報を提供しています。
フリーランスエンジニアやITフリーランスは、さまざまな案件を一元的に検索できるため、効率的な仕事探しが可能です。フリーランスボードを通じて、より多くのエンジニアが自分のスキルを活かせる案件に出会えることを願っています。
まとめ
フリーランスエンジニアにとって、安定した仕事環境の構築と、自身のキャリア形成に対する真剣な思考が必要な時代になっています。本調査結果は、そうした未来を見据える上での重要な資料となるでしょう。今後の動きに注目し、共に成長していきたいものです。