北米展開の新戦略
2021-02-18 07:00:01
日本ブランド向け北米マーケット進出の新たな扉、オンライン展示会『DECO BOKO』第2回目開催
日本ブランド向け北米マーケット進出の新たな扉
日本企業が北米市場で成功を収めるための新しい取り組みとして、オンライン展示会「DECO BOKO」の第2回目が、2023年3月より始まります。この展示会は、特にアメリカ市場での販路拡大を狙った日本ブランドに向けて、強力なサポートを提供します。
背景と新たな試み
ノースレーン社は、日本企業の北米進出を支援するためにニューヨークでスタートしました。事業は好調である一方で、新型コロナウイルスの影響を受け、一時的に厳しい状況に直面しました。そのため、生まれたのが、デジタル展示会「DECO BOKO」です。昨秋から開始されたこのプラットフォームは、バイヤーとブランドを結びつけるための新たな試みとして注目を集めています。
「DECO BOKO」では、アメリカの卸販売デジタルプラットフォーム「BRANDBOOM」と提携しており、約15万人のバイヤーが登録しています。このプラットフォームに搭載されたAI技術は、ブランドごとに最適なバイヤーを見つけ出す独自のマッチングシステムを提供します。様々な商品カテゴリが揃っており、雑貨やファッション、ビューティーといったライフスタイルブランドが一堂に会しています。
バイヤーとの直接対話の場
「DECO BOKO」では、単なる展示だけでなく、Zoomウェビナーを通じて多様なゲストを招き、ビジネスマッチングを促進しています。出展者たちは、自身のブランドのストーリーや商品の製造過程を直接紹介できる機会を持ち、アメリカのバイヤーにアプローチします。さらに、初回の展示会では約1,000回の閲覧があり、新たなビジネスチャンスが数多く生まれました。
また、出展者には日本語サポートが提供されています。通訳や翻訳、さらにはセールスサポートも受けられるため、言葉の壁に悩まされることなくビジネスを進められます。このような手厚い支援は、通常の海外展示会では考えられない充実した内容です。
売る側の声を届ける「DECO BOKO Speaks」
出展企業が自らの製品を紹介するためのYouTubeチャンネル「DECO BOKO Speaks」も立ち上げられました。このチャンネルでは、出展企業が製品についての魅力や情熱を動画で語り、日本のものづくりに興味をもつバイヤーや一般視聴者にアピールします。エピソードは既に18回公開されており、多様な視点で日本の魅力を発信しています。
未来の展望とフィジタル展開
「DECO BOKO」では、オンライン展示会だけでなく、リアル店舗の出展も計画しています。最近オープンした「DECO BOKO Market」では、ファッション愛好者が集まるニューヨーク・ソーホーの一等地で期間限定のポップアップストアを開設し、盛況を博しました。このような市場のフィードバックを得ることで、出展企業は今後の戦略を練るための貴重なデータを収集できます。
今後は、フィジカル展示会とデジタル展示会を融合させた「フィジタル」の展開により、より多くの企業がアメリカのバイヤーに直接商品を見てもらう機会を提供し、両者の距離を縮めることを目指しています。この新たな試みが、日本ブランドの北米市場での成功に繋がることが期待されています。
会社情報
- 会社名
-
North Lane International, LLC
- 住所
- 147W 35th street, #510, New York, NY 10001 USA
- 電話番号
-