坂出市でのインバウンド対策セミナー
2023年10月5日、坂出市観光協会と共催で、インバウンド対策セミナーが開催されました。本セミナーには、坂出市内の宿泊業や飲食業を中心に30名以上の事業者が参加。テーマは、地域資源を活かしながら外国人観光客に向けて高付加価値な観光コンテンツをどのように提供するかというものでした。
セミナーの目的と内容
地方都市における観光戦略の確立を目指し、特に人口5万から10万人の規模の都市が大都市と差別化を図りつつ、観光消費額を向上させる具体策を提示しました。坂出市では、訪日観光客一人当たり30万円の消費を目指して、高付加価値の体験型コンテンツの構築がカギとなるとの観点から、参加者同士で活発な議論が展開されました。
データに基づく提案
参加者は、観光庁や日本政策投資銀行から得た滞在データを活用し、どのようなインバウンド客が坂出市を訪れ、消費何をしているのか、細かく分析しました。その結果をもとに、地域資源を活かした観光コンテンツの提供方法と、外国人観光客の観光消費額を向上させる手法について具体的な提案がなされました。
2025年に向けたインバウンド戦略
2025年の大阪・関西万博や瀬戸内国際芸術祭を視野に入れ、坂出市が目指すインバウンド観光客の受け入れ態勢整備の重要性が強調されました。特に、一人当たり32万円の消費を目指すためには、持続可能な観光ビジネスモデルの確立が不可欠であるとのことでした。
参加者の声
セミナー後のアンケートでは、参加者の満足度が5点満点中4.7点、実用度は89%という結果が出ており、好評を得ました。「坂出市に特化したデータが豊富で、非常に興味深かった」「ターゲットを絞ったコンテンツ制作の重要性を学べた」など、ポジティブな意見が寄せられました。
今後の支援と展望
JETTAでは、セミナー後もオンラインコンサルティングを通じた支援を提供し、参加事業者が前年度比で売上20%アップを目標にした具体的なアクションプランを策定しています。また、必要に応じて「カタカナ英会話接客研修」を導入し、外国人観光客への接客力向上を支援することも視野に入れています。
地域に根ざした観光地づくり
JETTAは、今後も地方自治体や観光業者のインバウンド対策において、持続可能な観光地づくりや地域資源を活かした観光コンテンツの創出に貢献していく意向を示しています。全国の市町村で開催可能な滞在データを活用した提案型セミナーを通じて、観光資源の最大限の活用を図っていくとともに、地域特性に応じた個別の提案も行っていくつもりです。インバウンド対策に関する相談は随時受け付けています。