環境への配慮が生み出した蓼科の木製アメニティ
東急リゾーツ&ステイ株式会社は、長野県茅野市に位置する東急リゾートタウン蓼科で間伐された木材を利用し、全国の東急ステイなどに木製アメニティとアロマを設置する取り組みを発表しました。この取り組みは、自然環境を守りながら、地域の魅力を生かした新たな体験を提供することを目的としています。
間伐材を活用したアメニティとアロマの特徴
蓼科では、広大な660haの森林を保全するために間伐作業を行っています。通常、間伐で得られる木材は廃棄されることが多いのですが、東急リゾーツ&ステイではそれらを環境に優しい形で再利用。具体的には、木製フレームやPOP立て、さらにはカラマツ成分を含んだアロマといったアメニティに作り替えています。これらのアメニティは、東急リゾーツ&ステイが運営する各施設で、試香紙による香り体験キットとともに設置され、お客様は実際に香りを楽しむことができます。
地域の木工作家との協働
間伐材を使用した木製品は、栗や桜の木を主材料に選定。地域の工房で数カ月間乾燥させた後、地元の木工作家がデザインと製作を手がけています。地域共生施設「TENOHA 蓼科」で生まれるこれらの作品は、ただのアメニティではなく、地域の温かみを感じさせる一品として、お客様に新たな価値を提供します。
蓼科の香りを感じるオリジナルアロマ
さらに、この取り組みの一環として開発されたのが「アロマライフリゾート 蓼科カラマツの香り」。これは、蓼科のカラマツから抽出した芳香蒸留水を使用したディフューザータイプのアロマです。100mlで価格は4,300円(税込)。自然の香りが楽しめ、リフレッシュやリラックス効果も期待できる商品です。また、売上の一部は蓼科の植樹活動に寄付され、地域貢献にもつながります。
環境への取り組み
東急リゾーツ&ステイは、廃食油を利用したSAF活動を行うほか、87の施設でアメニティ製品をバイオマス製品に変更することで、プラスチック廃棄物を削減しています。さらに、「もりぐらし」という名のプロジェクトでは、間伐材をウッドチップに加工し、ゴルフ場のバイオマス燃料として活用。これにより、森林資源の有効活用を推進しています。
体感型サステナブルリゾートの提供
このような取り組みを通じて、東急リゾーツ&ステイは、訪れるお客様に地域と自然との共生の重要性を実感してもらい、環境意識を高める機会を提供したいと考えています。スローガン「リゾートの力で、地域に幸せな『めぐり』を」を掲げ、楽しみながら地域に優しい体験や活動を提供することを目指しています。詳細は公式サイト「ENJOY!GREEN GUIDE」で確認できます。
会社概要
東急リゾーツ&ステイ株式会社は、全国で100を超える施設を運営する総合運営会社です。宿泊、ゴルフ、スキーなど多角的な事業を展開し、地域に密着したサービスを提供しています。代表取締役社長は粟辻󠄀稔泰です。詳しい情報は公式ウェブサイト(
こちら)をご覧ください。