泉佐野市の在宅ワーク講座「はじめの一歩」が始動
泉佐野市(市長:千代松 大耕)は、2025年9月11日から、在宅で働くことを考える市民に向けた講座「はじめの一歩」を開講します。これは、株式会社K-FIRSTとBizMow株式会社との連携によるもので、子育てや介護、病気、転勤といった理由で通常の勤務が難しい人々に新たな働き方を提供することを目的としています。
働き方の多様化と地域の課題
泉佐野市は、限られた地元企業数のため、特に子育て世帯や介護を行う人々にとって、柔軟に働ける機会が少ないのが現状です。大阪市に通勤するための負担や家庭の事情から、「働きたいのに働けない」という状況に直面している市民が多数います。
そこで、市は「雇用を創出するために、在宅ワークで働く機会を補う」方針を掲げ、この講座を実施することとなりました。講座は、地域の就労機会不足という社会課題に挑戦するモデル事業として、注目を浴びています。
体験説明会の様子
2025年8月には体験説明会が実施され、多くの市民が参加しました。この会では、参加者同士による意見交換が行われ、「在宅ワークに興味があるが、現状に悩んでいる」という切実な声が多く聞かれました。様々なバックグラウンドを持つ市民が講座に寄せた声の一部を紹介します。
- - 「父の介護と子育てを同時にこなしながらも、家計を支えたい。講座に参加したいと思いました。」
- - 「子供との時間を大切にしながら、在宅でできるキャリアに挑戦したいです。」
- - 「生活のためにも自分も挑戦したい。」
これらの声は、個々の悩みにとどまらず、地域全体の雇用環境や働き方の選択肢、スキルの格差といった社会問題を象徴しています。
講座の応募状況
在宅ワーク講座「はじめの一歩」には、定員8名に対し、数多くの応募がありました。この短期間での高い応募状況は、地域での在宅ワークに対する強い需要を示しています。高い関心が寄せられていることは間違いありません。
開講式の概要
この講座は市と民間企業の連携による先進的な取り組みです。開講式では、市民のリアルな体験や感想を取材できる貴重な機会が用意されています。詳細は以下の通りです。
- - 講座名: 泉佐野市在宅ワーク講座「はじめの一歩」開講式
- - 事業主体: 泉佐野市
- - 運営事業受託者: 株式会社K-FIRST・BizMow株式会社
- - 日時: 2025年9月11日(木)9:30~
- - 場所: エブノ泉の森ホール会議室(中)
- - 参加人数: 8名
- - URL: 在宅ワーク講座詳細
株式会社K-FIRSTのビジョン
株式会社K-FIRSTは2014年に創業し、「可能性を発掘してシェアする。」をミッションに掲げて活動しています。築古ビルの再生を行い、人と空間の最適なマッチングを通じて新たな可能性を創出する企業です。在宅ワーク講座やキャリア支援を通じて、地域社会への貢献を進めています。
取材のお願い
本講座は地域住民の声に寄り添い、雇用機会をつくり出す重要な取り組みです。また、取材を希望される方は、事前に指定の連絡先までぜひご一報ください。