愛媛県愛南町と高知県宿毛市、タイミーが包括連携協定を締結
株式会社タイミー(所在地:東京都港区、代表取締役:小川 嶺)は、愛媛県愛南町(町長:中村 維伯)と高知県宿毛市(市長:中平 富宏)との間で、包括的な連携協定を締結しました。この協定は、両市町が直面している少子高齢化や人手不足という共通の課題に対し、連携を強化することを目的としています。
愛媛県の最南端に位置する愛南町は、その豊かな自然環境と新鮮な海産物で知られています。愛南町は「愛南ゴールド」と称される柑橘類の名産地であり、地元の水産業も活況を呈しています。一方、高知県の宿毛市は、温暖な気候と美しい桜で知られており、養殖ブリの生産が盛んです。両市町は地域の経済活動を支える重要な拠点でありながら、人口減少問題が深刻です。
人手不足の解消に向けた新たな取り組み
この連携協定では、愛南町と宿毛市が同じ経済圏を持つことを利用して、労働力を互いに融通し合うことが可能になります。これにより、地域産業である水産業、農業、観光業などに対して柔軟な労働力を提供し、さらなる発展を目指すことが期待されています。
また、愛南町の年少人口は2010年から2020年にかけて約40%減少し、同様に宿毛市でも人口減少傾向が続いています。これに対し、ウェブを活用した「スポットワーク」の導入を通じて、市町内での多様な働き方を促進し、新たな雇用の創出を図る方針です。具体的には、関連する業者向けに説明会を実施するなど、地域の潜在的な労働力の喚起を目指します。
タイミーの役割と今後の展望
タイミーは、これまでに31道府県と60自治体と連携協定を結び、地域課題の解決に貢献してきました。今回の連携協定は、タイミーにとって32道府県、62自治体目の取り組みであり、地方自治体と連携して地域の発展に寄与する力を強化します。
当社のミッションである「『はたらく』を通じて人生の可能性を広げるインフラをつくる」を実現するために、愛南町や宿毛市との密な協力を進め、地域の持続的な発展に向けて努力していく所存です。
まとめ
愛媛県愛南町と高知県宿毛市との連携は、これからの地域振興の新たなモデルケースになるかもしれません。不透明な未来に向け、双方の自治体が手を取り合って地域問題に取り組む姿勢は、多くの地域にとっても手本となるでしょう。今後の動きにも目が離せません。