証券口座乗っ取り事件から学ぶフィッシング対策
最近、証券口座を狙った大規模な不正アクセスが相次ぎ、大きな波紋を呼んでいます。2025年7月10日(木)に行われるオンラインセミナーでは、この模様を受けて企業が講じるべき対策や、現在の脅威を解説します。主催するのは、イスラエルのサイバー脅威インテリジェンス企業であるKELA株式会社と、株式会社マクニカです。
不正取引がもたらす衝撃
今年の春、特に注目される事件として、ネット証券口座の乗っ取りがありました。これは多くの企業にとって衝撃の出来事となり、不正取引の被害額はわずか4ヶ月で3千億円を超えました。KELAのダークウェブ調査によると、日本における証券口座の認証情報が数万件以上も闇市場で流通しており、そのほとんどはフィッシング攻撃や情報窃取型マルウェア「Infostealer」によって盗まれたものとされています。
セミナーの詳細な内容
このセミナーでは、セキュリティの専門家が攻撃の実態を解説し、特に「Infostealer」の技術動向についても触れます。参加者は、最新のセキュリティ脅威に対する理解を深めることで、企業としての備えを強化することができるでしょう。以下に、セミナーのプログラムを紹介します:
プログラム概要
- - 15:00~15:35: 「今、備えておくべきリスク:フィッシングとInfostealerの現在地と今後」
- マクニカのセキュリティ研究センターの瀬治山豊氏が登壇し、乗っ取り事件を題材にフィッシング攻撃の全貌と、Infostealerの技術的特徴を解説します。これを通じて、企業が警戒すべき今後の攻撃シナリオやその対策について教えてくれます。
- - 15:35~15:55: 「KELAが明かす:ダークウェブに流出した証券関連認証情報と脅威インテリジェンス活用法」
- KELAの川崎真氏が、証券口座の乗っ取り事件に関連する認証情報の流通実態を説明し、企業がインテリジェンスを活用する方法をデモを交えて紹介します。
KELAの役割
KELAは、サイバー脅威に関するインテリジェンスを提供する企業であり、サイバー攻撃によるリスクを明らかにすることを使命としています。2009年に設立された同社は、革新的な研究と自動化技術を駆使しており、実際の攻撃者の動向を追跡し、企業に対してプロアクティブな防御策を提供しています。日本法人は2019年に設立され、国内市場でも高い評価を得ています。
セミナー参加のメリット
このセミナーに参加することで、企業は最新の脅威に対する理解を深められるだけでなく、具体的な対策や行動計画を考えるきっかけにもなるでしょう。参加は無料で事前登録が必要ですので、興味がある方は公式サイトから申し込んでみてください。
セミナーの申し込みは、
こちらから可能です。