能登の食文化体験
2026-02-26 16:52:08

豊かな海の食文化を学ぼう!「日本さばける塾 in 能登」参加レポート

魚の捌き方を学ぶ「日本さばける塾 in 能登」



2026年2月22日、能登で開催された「日本さばける塾」。一般社団法人海のごちそう推進機構と株式会社ふくべ鍛冶が共催し、地域の豊かな海の食文化を継承し、広めることを目的としたイベントです。参加者は17名で、能登の災害支援団体に所属する方々や地域の鍛冶文化に興味を持った方々が集まりました。

初めに知ろう、能登の海と食文化


外部からの影響を受けながらも独自の食文化を持つ能登。宇出津で鮮魚店を営む下平真澄氏から、近年の海洋状況とその変化についてお話を伺いました。海水温の上昇がもたらした影響として、かつて見られなかったサワラが増え、逆に磯魚の減少やウニによる「磯焼け」が話題になりました。しかし、能登の魅力はその独自の食文化。特にクジラの刺身や、タラの子を使った料理、干し鱈や岩海苔の作り方など、地域の豊かな食文化に触れることができました。

地元の知恵が生んだ「イカ割き包丁」の魅力


次に、地域の女性たちの声から生まれた「イカ割き包丁」について、株式会社ふくべ鍛冶の干場健太朗代表がその歴史を紹介しました。この包丁は軽量で使いやすく、魚をスムーズに捌ける特長を持っています。日本刀と同じ鋼を使用しており、その切れ味は参加者を魅了しました。

プロから学ぶカワハギとイカの捌き方


実技指導では、漁師としても活動する万行一也氏が登場し、カワハギとイカの捌き方をレクチャー。その基本的な工程はもちろん、なめろうに納豆を入れるユニークな技や、イカの肝を活用した即席塩辛作りなど、参加者からは驚きの声が上がりました。

実際に手を動かして体験


レクチャー後、参加者は自ら「イカ割き包丁」を手に取り、実際に魚を捌く体験にチャレンジ。初めは手こずる場面も見られましたが、コツをつかむ頃には手際良くなり、自分たちで作った新鮮な魚の刺身を「肝醤油」で楽しむ姿が印象的でした。各自の工夫が反映されたなめろうも、参加者同士で味を確かめ合いながら楽しむ様子が見られました。

震災後の海を知る


地震からの復興を担った万行氏が、その後の海の恵みについて語りました。震災による地形変化のなか、住民同士で助け合いながら新たな獲物を得ていた貴重な体験談が印象に残りました。地域の人々にとって魚を捌く技術は伝統であり、その能力は代々受け継がれていく大切なものだと語られました。

職人の手による包丁づくり


イベントの最後には、ふくべ鍛冶の鍛造場を訪れ、実際に包丁が造られる過程を見学しました。参加者は、熱せられた鉄がハンマーで叩かれ、見事な包丁の形に変わっていく様子に感嘆していました。自らが捌いた魚も、こうして職人の手で造られた包丁を使ったという事実が、道具への深い愛着を生んだ瞬間でした。

参加者の声


イベントを終えた参加者からは、イカ割き包丁の使いやすさや、実際に魚を捌くことの楽しさを実感したとの声が寄せられました。「こんなに簡単に捌けるとは思わなかった」「自分の味を作る楽しさも実感した」など、これからも家で活用したいという意欲に満ちた感想が多く寄せられました。

団体概要


一般社団法人 海のごちそう推進機構
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日本さばけるプロジェクトの運営など、地域の海洋資源を活用した活動に取り組んでいます。

株式会社ふくべ鍛冶
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野鍛冶として道具作り・販売を行い、地域の伝統技術を大切にしています。

日本財団「海と日本プロジェクト」


海の魅力を未来へ引き継ぐ活動として、全国に広がるこのプロジェクトは、日本の海での環境問題を「自分ごと」として捉え、次世代へより良い環境を残していくための取り組みです。詳しくはこちら


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会社情報

会社名
ソーシャルアクションネットワーク
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東京都港区赤坂
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