コスパとタイパに注目！2024年人気の観光地と宿泊施設

2024年の旅行におけるトレンドは、Z世代の「コスパ（コストパフォーマンス）」と「タイパ（タイムパフォーマンス）」の意識が色濃く反映されています。たのしむこころ株式会社が発表したデータによると、SNSでの投稿や話題となった全国の観光スポットと宿泊施設のランキングが明らかになりました。ここでは、2024年に注目された10箇所を詳しく見ていきましょう。

観光スポット部門

1位は神奈川県平塚市にある「ひらつか倶楽部」。海鮮バーベキューを食べ放題スタイルで楽しめるこの施設は、大人1名の料金が3,850円で、コストパフォーマンスの良さが魅力です。特に、ホンビノス貝を自分で水槽から取り出して焼く体験は、SNSでも多くの興味を引き、リアルタイムで訪れる決断を促されるコメントがたくさん寄せられました。

2位には千葉県野田市の「清水公園」がランクイン。国内最大級のフィールドアスレチックでは、迷路や巨大遊具に加え、親子で楽しめる多彩な施設が人気です。特に、若い世代からの「まだ子供の頃に遊んでいたから懐かしい」という声や、訪れた結果をユーモアたっぷりに報告するコメントが目立ちました。

3位は東京都江東区の「イマーシブ・フォート東京」。完全没入型の体験施設で、体験型アトラクションが多数設けられています。特に「リアル第五人格」のような体験はSNSでのシェア率が高く、まるで海外のアトラクションのような印象を持たせます。新しいテクノロジーを活用したエンタメ体験が、Z世代を惹きつけている様子が伺えます。

ホテル部門

ホテル部門で1位に輝いたのは、栃木県那須にある「ホテルサンバレー那須」。温泉とビュッフェが主な特徴で、宿泊者は部屋に源泉かけ流しの温泉が付いており、数種類を楽しめる大浴場やプールも完備。SNSの声では「温泉のバリエーションが充実している」と評判で、ビュッフェスタイルの自由な食事も支持されています。

2位には箱根町の「箱根ホテル小涌園」がランクイン。宿泊者は目の前にある温泉テーマパークに入り放題というコンセプトが人気で、多くのコメントがその魅力を伝えています。「雪の露天風呂からの景色が素晴らしかった」という口コミもあり、宿泊者全体の満足度が高いのが特徴です。

3位には千葉県館山市の「たてやま温泉千里の風」が選ばれました。海鮮ビュッフェが人気で、また海を眺めながら楽しめる露天風呂も評価されています。訪問者からは「豪華なメニューが揃っており、子連れに優しい工夫がされていた」と高評価の声が寄せられています。

2024年のトレンド分析

全体を通して気になるのは、どちらの部門においても「体験型」がキーワードとなっている点です。特に家族連れや若年層が楽しめる施設が注目されています。ここに、コスパとタイパを重視するZ世代の影響が強く感じられます。また、ビュッフェやオールインクルーシブなど、支払う金額に対して高い満足を得るスタイルが、物価高の時代においても人気を集め続けているのも大きな特徴です。

2025年のトレンド予測

2025年の観光トレンドも、やはりZ世代に注目が集まります。これらの旅行者は、SNSをフル活用しながら自身の経験を他人と共有する傾向が強いです。くぼたびが考える次のトレンドのキーワードは「ここでしか体験できない独自性」です。多様な体験が求められる中で、他では味わえない特別感を持つスポットがますます重視されていくことでしょう。こうした独自性は、その場で得られる感動がSNSで広がりやすく、新たなトレンドを生み出します。特に、2024年に注目された施設については、たくさんの視聴者の共感を呼ぶことから、今後もSNSで話題になることが期待されます。