大阪市東横堀川に新たな文化の拠点「ホトリヲ」
大阪市の中心部を流れる東横堀川。その川沿いに、新たにオープンするシェア型書店カフェ「ホトリヲ」が注目を集めています。このお店の開業は、2025年4月の第一期オープンを控え、8月30日にシェア型書店の営業を開始するとのこと。工事が進む遊歩道と共に、地域の水辺再生の拠点としての役割が期待されています。
「ホトリヲ」の目指す方向性
「ホトリヲ」は、ただのカフェや書店ではありません。沿川の建物とまちが結びつけられ、川の豊かな空間が地域の人々に新たな活動の場を提供することを目指しています。このプロジェクトは、長らく人々から閉ざされていた東横堀川の空間を解放することに重点を置いています。
社会インフラとの連携
運営を行うのは、中央復建コンサルタンツ株式会社(CFK)。彼らは、国内外の社会インフラの計画や設計を手掛け、まちづくりのコーディネートにも精力的です。「ホトリヲ」は、その一部の計画として位置付けられています。これにより、川とまちのつながりが強化され、地域全体の活性化が進むことでしょう。
東横堀川と遊歩道整備
近年、大阪市では「水都大阪」の一環として水辺の魅力を再生する取り組みが進められています。2024年3月には「東横堀川等の水辺の魅力空間づくり基本方針」が策定され、8月30日の営業開始と同時に整備された遊歩道が利用可能になる予定です。
利便性と訪れやすさ
「ホトリヲ」は、立ち寄りやすい空間を重視した設計が施されています。利用者は、友人と語り合ったり、ゆったりとした時間を過ごしたりすることができます。さらに、ここでは水辺にまつわる文化や生活スタイルを発信する機能も備えています。
コンテンツと機能
「ホトリヲ」は、次の3つの機能を通じて地域とのつながりを深めます。まず、立寄り・滞在機能では、川沿いでの静かな時間を楽しむためのサービスを提供。次に、地域の魅力を発信する機能があり、水辺を通じた文化的交流を促進します。最後に、地域活動とのコラボレーションを行う共創機能も設け、個人や企業と連携したイベントの運営を計画しています。
シェア型書店の特徴
この新しいシェア型書店には、125の棚が用意され、読者やクリエイターが自分の作品を展開するプランも用意されています。料金プランや特典も多様で、皆が参加しやすい環境が整っています。具体的には、月額料金が設定されており、参加者向けに交流会やイベントの開催も計画しています。
最後に
「ホトリヲ」は、ただの書店カフェではなく、文化と人々の交流、そして地域の活性化を目指す新たな拠点です。水辺の価値を再生し、皆が集い、共に楽しめる場所を作ること。それが「ホトリヲ」の使命であり、これからの大阪の水辺に新しい風を吹き込むことでしょう。