いのちを守るSDGs
2025年10月11日、大阪の関西万博会場にて行われたいのち会議は「いのち宣言」と「アクションプラン集」の発表を行いました。このイベントは、地域における持続可能な開発目標(SDGs)の重要性を再確認する機会を提供しています。特に、地域コミュニティが持つ力を活用し、自分たちのSDGsをつくり上げていくことの意義が強調されました。
SDGsの理念
SDGsとは、すべての国、地域、個人が持続可能な開発に向けて協力し合うための目標です。その目的は、現代社会に存在する様々な問題、例えば貧困や不平等、環境問題を解決し、誰もが尊厳を持って生きられる社会を築くことです。特に、いのちの安全保障が求められる今、「人間の安全保障」の重要性が国際的に語られています。この理念は、恐怖や欠乏から解放され、尊厳を持って生活する権利を保障するものです。
地域コミュニティの役割
現在、日本の地域コミュニティは人口流出や高齢化により、その結びつきが弱まっています。一方で、多様な背景を持つ住民が増えているため、コミュニティの再構築が急務です。地域の絆を深め、いのちの尊厳を守るためには、SDGsを地域レベルでどう実践するかが鍵となります。
SDGsの独自目標設定
地域コミュニティが独自にSDGsのターゲットや指標を設定し、それに基づいて行動することが提案されています。それにより、地域に特有の課題を明確にし、それを解決するための計画を立てることが可能になります。たとえSDGsが国際レベルで決まった目標であっても、地域ごとの状況を考慮した取り組みが求められています。これにより、コミュニティは新たな視点から課題に向き合い、行動を起こすことができます。
具体的な取り組み
また、JICA(国際協力機構)は、地域コミュニティにおけるSDGsの実践事例を支援するプロジェクトを展開しています。具体的には、地方自治体が直面している課題を可視化するための指標を提案し、その実践に関する書籍を英語に翻訳して発表しています。このような取り組みにより、地域コミュニティは他の地域の成功事例を学び、自らの活動に活かすことができます。
未来への展望
SDGsは2030年までに実現すべき目標とされていますが、地域コミュニティがこの枠組みを利用し、自分ごととして取り組むことが重要です。今後は、ポストSDGs(2030年以降)の国際目標についても、地域の経験から学びながら、参加型の手法での合意が進むことが期待されます。
いのち会議は、地域からボトムアップでの取り組みを促進し、全ての「いのち」の尊厳が守られる社会を実現するために尽力しています。私たち一人一人が積極的に地域コミュニティの一員として行動することで、より良い未来を構築していくことができるのです。ぜひとも、こうした活動に注目し、自分たちの役割を考えてみてください。