尿やだ液でできる革新的ながん検査が受賞
Craif株式会社が開発した「マイシグナルシリーズ」が、2024年度のグッドデザイン賞を受賞したことが発表されました。この画期的なサービスは、尿や唾液を使ってがんリスクを簡単に評価することができるという点で注目されています。
マイシグナルシリーズとは?
「マイシグナルシリーズ」は、がんのリスクを持つ可能性を先取りし、日々の健康管理に役立てるための検査です。この製品群は、1回の検査による「点」のアプローチから脱却し、継続的に健康をモニタリングすることを目的にしています。実際に、尿や唾液を提出するだけという手軽さで、ユーザーは自身の健康状態を把握することが可能になります。
製品は以下の4つで構成されています:
- - マイシグナル・スキャン: マイクロRNAとAI技術を用いて高精度にがんリスクを評価。
- - マイシグナル・ライト: 手軽にがんリスクを評価できる検査。
- - マイシグナル・ナビ: がんに特化した遺伝子検査。
- - マイシグナル・チェック: DNAダメージをモニタリングし、健康維持に貢献。
これらの検査を通じて、ユーザーは自身の体質的なリスクを把握し、がんの早期発見や予防に努めることができます。
グッドデザイン賞受賞の理由
グッドデザイン賞の審査委員は、このサービスが提供する尿や唾液を利用した簡便ながんモニタリングを高く評価しました。がん予防医療をサポートするツールとして、さらに自宅で気軽に受けられる設計が利用者に歓迎されています。また、これまでに1万件以上の製品販売が確認されており、医療機関との提携や法人への導入も進行中とのことから、さらなる成長が期待されています。
グッドデザイン賞とは
「グッドデザイン賞」は1957年に設立され、毎年多くの企業や団体が参加する国内外のデザイン評価の一環として位置付けられています。この賞は、社会的な課題へのソリューションをデザインに活かすことを主目的としており、獲得したデザインには象徴的な「Gマーク」が授与されます。
Craifについて
Craif株式会社は、2018年に設立された名古屋大学発のベンチャー企業です。「NANO IP®」という基盤技術を用いて、尿などの体液中からがんに関連する情報を正確に検出することに取り組んでいます。この技術を活用して、個別の健康管理や早期発見を実現するための研究を進めています。
このように、「マイシグナルシリーズ」はただの検査ツールではなく、生活を豊かにするための一助となる製品です。今後、さらに多くの人々に利用され、健康管理が進むことが期待されます。
詳しい情報は
こちらのWEBサイトをご覧ください。