株式会社ARCHが第一生命で不妊治療支援セミナーを開催、仕事との両立問題を解決へ

不妊治療と仕事の両立支援セミナー

2025年1月28日、株式会社ARCHは第一生命保険株式会社にて「ライフプランと仕事の両立支援セミナー」を開催しました。このセミナーは不妊治療に関する情報を提供し、妊活を行う方が抱える課題を解決するためのものでした。特に不妊治療の基本情報や仕事との両立方法について、ARCHの中井友紀子代表と「トーチクリニック」の医師・町田真雄子先生が講演を行いました。

セミナー開催の背景

不妊治療は2022年4月から公的医療保険が適用されるようになり、より身近な存在となっています。しかし、治療内容や費用、治療の期間についての理解は十分ではなく、相談しづらい環境も影響しています。このセミナーでは、妊娠の基本的な仕組みや不妊治療に関する疑問点を解消することで、参加者が自分のライフプランやキャリアについて再評価するきっかけを作りました。また、職場の上司や同僚も参加しやすいよう、ランチタイムにオンラインで実施しました。

セミナーの内容

1. 不妊治療と仕事の両立のヒント

現在、4.4組に1組が不妊に悩む時代です。仕事をしながら治療を進めるためには、信頼できるクリニックの選定がカギになります。進行中の治療においては、計画的に行動することが不妊治療の成功率を高め、職場での配慮や相談スペースの確保が両立を支えます。

2. 妊よう性の把握の重要性

妊よう性は年齢とともに低下するため、特に30代後半以降は妊娠率が急激に減少します。このため、妊よう性を早期に把握し、計画を立てることが重要です。妊娠計画を考えることで、ライフプランとの調和が図れ、より良いキャリア設計が可能になります。

3. 卵子凍結・受精卵凍結によるメリットと注意点

卵子凍結は、若い時期に健康な卵子を保存する手段ですが、受精卵凍結と比較して必要な卵の数が増える傾向があります。また、卵子凍結は保険適用外になる場合が多く、コスト面も考慮すべきです。一方、受精卵凍結は治療の一環として行えば保険適用される場合が多く、妊娠率も高いです。ただし、パートナーの同意や保存期間の制限があるため、計画的な準備が求められます。