Polaris.AIが選定
2025-10-22 09:21:27

Polaris.AI、文部科学省の生成AI実証研究事業に選定される

Polaris.AIが文部科学省による生成AI実証研究事業に採択



Polaris.AI株式会社(本社:東京都文京区)は、文部科学省が実施する「学びの充実など教育課題の解決に向けた教育分野特化の生成AIの実証研究事業」において、高く評価され、正式に採択されたことを発表しました。このプロジェクトでは、特別支援における支援計画などの作成支援を通じて、教員の負担の軽減と指導力の向上、自立活動の深化を実現することを目的としています。

特別支援教育における課題


特別支援教育の現場では、各児童生徒に応じた「個別の指導計画」を作成する必要がありますが、これにはいくつかの課題があります。特に、教師が直面するのは以下の3つのポイントです。

1. 高度な専門知識の必要性:学習指導要領の理解や、障害・発達段階に関する深い知識が求められます。この知識の範囲は広く、教師にとっては大きな負担です。

2. 根拠ある計画立案:計画は、一人一人の障害の状態に応じて作成されなければならず、そのためのプロセスは複雑です。教師は経験に基づいて計画を策定しなければならず、その業務負荷は非常に大きいです。

3. 複雑な横断的思考の必要性:教科間のつながりや、過去の計画との連携を考慮しながら、教師は計画を立てる必要があります。そのため、特に若手教員にはハードルの高い業務となっています。

AIによるサポート


この実証事業でPolaris.AIは、生成AIを利用して特別支援教育の現場における課題を解決します。具体的には以下の2つの機能を提供します。

  • - 専門知識の即座な提供:AIは、障害種別ごとの指導方法、発達段階に応じた手立て、学習指導要領に基づく必要な学習目標を提供します。これにより、教師は必要な情報を素早く得ることができます。

  • - 対話型の計画作成支援:教師の意図を尊重しながら、AIが「なぜその目標が適切か」「どんな手立てが効果的か」を説明し、共に計画を作成します。これにより、より実効性のある計画が生まれることを目指します。

動的ワークフロー制御技術の導入


Polaris.AIは、最先端の動的ワークフロー制御技術を利用し、AIが複雑なタスクを自律的に進行できるようにします。この技術によって、AIはあらかじめ決められたフローに従うのではなく、児童生徒の個々の状況に応じて最適な計画策定プロセスを動的に組み立てることが可能になります。さらに、AIは自身の出力を評価して必要に応じて修正を行うReflection技術を搭載し、精度の高い支援を提供します。

今後の展望


本実証研究を通じて、特別支援教育の現場における個別の指導計画作成に際する負担を軽減し、その質の向上を図ります。将来的には、通常学級における不登校の児童生徒や外国にルーツを持つ学生など、さまざまな状況にある子どもたちへの「個別最適・協働的な学び」の提供も視野に入れています。Polaris.AIは、松尾研発のスタートアップとして、最先端のAI技術を教育現場における実課題の解決に活用し、教員の専門性の向上と働き方改革の両立に貢献していきます。

Polaris.AI株式会社について


Polaris.AIは、松尾研スタートアップとして「AI時代の羅針盤になる」というビジョンを掲げ、企業のAI活用を支援することに注力しています。主なサービスには、企業特有の課題に応じたカスタムAIソリューションの開発、AI戦略の立案から実装までのコンサルティング、最先端のAI技術に関する研究開発支援などがあります。AI技術とビジネス知見を融合し、企業の本質的な課題解決を目指しています。


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会社情報

会社名
Polaris.AI株式会社
住所
東京都文京区本郷6-25-14宗分館ビル3階
電話番号

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