企業運動会の新たな可能性を科学で探る
株式会社運動会屋が、大阪産業大学スポーツ健康学部との共同で企業運動会の効果を科学的に可視化するプロジェクトを始めました。このプロジェクトは、運動会が従業員のエンゲージメント向上にもたらす影響を、心理的安全性とワークエンゲージメントの観点から定量的に評価することを目的としています。
なぜ企業運動会が重要なのか
近年、企業におけるエンゲージメント向上は、健康経営や人的資本経営の流れにより、一層重要視されています。しかし、これまでの社内イベントの評価は主に感覚的なものであり、具体的な数値で評価することが難しいという課題がありました。今回の調査は、そのようなニーズに応えるものです。
調査の内容と方法
このプロジェクトでは、運動会を開催する企業に対し、無料でモニター企業を募集しています。調査は以下のポイントに基づいて行われます。
1.
心理的安全性の測定: 職場の安心感や協力関係の変化を捉えるため、運動会実施前後で簡単に測定できます。
2.
チームの影響の確認: 運動会特有の「協力」「コミュニケーション」「成功体験」が、チームに与える影響を確認します。
3.
エンゲージメントのデータ化: 得られたデータをもとに、エンゲージメント向上に寄与する変化を把握します。
調査は、運動会実施前後に各2分程度のアンケートを回答するだけで行え、簡潔に実施できるのが特徴です。
調査の背景
この調査が行われる背景には、国の政策が大きく関与しています。2024年には経済産業省が「健康経営優良法人2025」において、新たにエンゲージメントの経年変化を評価項目に追加する予定です。また、厚生労働省が2023年からワークエンゲージメント普及事業を開始したことも重要な動きです。このような状況の中、企業は心理的安全性やエンゲージメントの可視化に取り組む必要に迫られています。
モニター企業の募集について
現在、2026年2月以降に運動会の実施を検討している企業を対象に、モニター企業を募集しています。参加する企業には、通常20万円相当の調査・分析を無償で提供する特典があります。この特典には、運動会の実施前後におけるアンケート調査の設計、専門家による分析、レポート提供などが含まれます。
企業運動会がもたらす影響
代表取締役の米司隆明氏によると、これまでに関わった多くの運動会から、「職場が明るくなった」「業績向上につながった」といった声が挙がっています。このプロジェクトでは、これらのフィードバックの背景にある心理的安全性やエンゲージメントの変化を明らかにすることで、企業の人的資本経営の実践をサポートすることを目的としています。
まとめ
企業運動会が組織の活性化やエンゲージメント向上に寄与することは、過去の実績からも明らかです。科学的なアプローチにより、その効果が定量的に示されることで、企業にとっての運動会の価値がさらに高まることでしょう。この研究プロジェクトは、企業にとって新たな取り組みとして注目されています。