経皮吸収エストラジオール製剤「ディビゲル®1mg」販売開始のお知らせ

経皮吸収エストラジオール製剤「ディビゲル®1mg」が販売開始

オリオンファーマ・ジャパン株式会社が、2024年10月31日より経皮吸収エストラジオール製剤「ディビゲル®1mg」の販売を開始しました。この製剤は、親会社であるフィンランドのオリオンコーポレーションが創製したもので、世界中で多くの患者に利用されています。

製剤の特徴と適応症

「ディビゲル®1mg」は、更年期障害や卵巣欠落に伴う血管運動神経症状、具体的にはホットフラッシュや発汗などの症状に適応しています。この製剤の経皮吸収の特性は、患者が手軽に使用できる利点を提供します。従来の経口摂取と比べて、副作用が軽減される可能性が高いため、これからの医療現場で非常に注目される製剤と言えるでしょう。

日本での展開

本製剤は2007年に株式会社ポーラファルマ（現：サンファーマ社が吸収合併）によって日本に導入され、その後2024年にオリオンファーマへと承認が移管されました。これにより、オリオンファーマは自社で製品の情報提供やマーケティング活動を開始しました。

医療機関への情報提供

オリオンファーマ・ジャパンの代表取締役社長、小川充則氏は、本製剤の販売が開始できたことに喜びを表明しました。小川社長は、信頼されるパートナーとなり、患者ニーズに応える努力を続けていくことを誓っています。また、今後は抗パーキンソン剤の製品も市場に投入し、医療提供者への情報提供や適正利用の促進に努めていく考えです。