AKB48平田侑希氏が和歌山の中高生に犯罪予防を呼びかける

AKB48の平田侑希氏が和歌山で特別防犯教室を実施

2024年11月12日、和歌山県立桐蔭中学校・高等学校では、AKB48の平田侑希氏が特別防犯支援官として講師を務める防犯教室が開催されました。この日のイベントには約1,000名の生徒が参加し、犯罪実行者の募集を意味する「闇バイト」の危険性について深く学びました。

闇バイトの実態と危険性

平田支援官は、自身の経験を基に「闇バイト」という言葉が支える犯罪の実態を解説。生徒たちに、集められる犯罪実行者がどのようにして行動を促されるのか、その具体的な事例を交えて説明しました。「バイト」という軽い響きに対して、それが指し示す実態を理解することが不可欠だと伝えました。

「皆さん、闇バイトの話を聞いたことはありますか？」と問いかけると、多くの生徒が手を挙げ、中には自分の知識を披露する生徒も。しかし、平田支援官からの返答は厳しく、「これは決して軽い話ではありません。手を出してしまうと、抜け出せなくなります」と警告が飛びました。

防犯教室の内容

防犯教室では、動画の上映、クイズ形式の講習など、インタラクティブな手法が採用されました。特に、犯罪に関わることの法的なリスクについて説明がありました。「詐欺罪に問われれば10年以下の懲役、もし強盗で人が亡くなった場合、あなたは死刑または無期懲役になることもあります」といった話に、生徒たちは驚きの表情を隠せず、警戒心を強める様子が見受けられました。

また、平田氏は求人情報の見分け方について三つのポイントを挙げました。
1. 具体的な仕事内容が不明
2. 高額な報酬の提示
3. 時間が消えるアプリでの連絡

これらの特徴を理解することで、騙されないようになることが説明されました。

若者へのメッセージ

平田支援官は、最後に生徒たちに向けて重要なメッセージを伝えました。「今後、皆さんが社会に出ると、犯罪に巻き込まれる危険は常に存在します。『みんなやっている』とか『一度だけならいいだろう』という気持ちで手を出すことは、深い闇への道です。」と力強く呼びかけました。このメッセージは、生徒たちの心に深く響いたことでしょう。