新たなNPO認証制度
2025-12-17 12:11:16

新たなNPO認証制度「グッドギビングマーク」が誕生!支援に安心を提供

グッドギビングマーク制度とは?



公益財団法人日本非営利組織評価センター(JCNE)が新たに導入した「グッドギビングマーク」は、NPOへの寄付や支援における信頼性を高めることを目指しています。この制度のもとで、企業や個人は安心してNPOに資金を寄付できる環境が整いました。2025年12月17日には、岡山県・島根県・千葉県に新たに誕生した4つの認証団体が発表され、これにより、グッドギビングマーク認証団体は25団体に増えました。

4団体の詳細とそれぞれの活動



1. 認定特定非営利活動法人 オリーブの家(岡山県)
この団体は、DVや虐待を受けた女性とその子どもへの支援を行っています。彼らは相談業務を行い、一時的な保護や心のケアなどを提供し、社会復帰への支援も行っています。特に、貧困に悩む母子家庭への食糧支援やカウンセリングなどにも力を入れています。

2. 認定特定非営利活動法人 自然再生センター(島根県)
環境保全と地域の活性化を目指すこの団体は、中海・宍道湖を拠点に「オゴノリング」プログラムを通じて、環境の恵みを次の世代に渡す取り組みを行っています。地元住民との協力で、水質改善や持続可能な環境づくりに貢献しています。

3. 特定非営利活動法人 じぶん未来クラブ(千葉県)
子どもたちの可能性を広げる教育に取り組むこの団体は、表現教育やキャリア教育を通じて多様な学びの機会を提供しています。特に、不登校の子どもたちの支援を重視し、社会とのつながりを探る活動をしています。

4. 特定非営利活動法人 きょうとNPOセンター(京都府)
この団体は中間支援組織として、市民社会を構成する組織の間をつなぎ、共働のモデルを実践しています。「市民が支える市民社会の実現」というビジョンのもと、地域の様々な団体との連携を推進しています。

グッドギビングマーク制度の意義



この制度は、NPOを評価するための具体的な基準を設け、企業や個人が安心して寄付を行えるよう工夫されています。審査の際には、団体のガバナンスや資金管理の透明性が特に重視され、事業の内容や成果自体の評価は行いません。これにより、寄付者は資金が適正に管理されているかどうかを確認でき、安心した寄付が実現します。

また、グッドギビングマークを取得した団体は、信頼性を製品化し、寄付者に対し適切な情報を提供することで、支援者保護にも配慮しています。万が一、認証団体に法令違反があった場合の通報窓口も設けられ、迅速に事実確認が行われる仕組みも整っています。

日本におけるNPOへの寄付文化の変化



これまでの日本において、NPOへの寄付は徐々に広がりを見せていますが、依然として「NPOは信頼できるのか?」という疑問も残ります。そこでJCNEは、「グッドギビングマーク制度」を通じて、寄付者に安心して支援できる環境を提供し、NPOの信頼性を可視化することを目指しています。この取り組みにより、NPOと支援者の間に良好な関係が構築され、寄付文化の健全な発展が期待されています。

結論



新たに誕生した「グッドギビングマーク」は、NPOとの信頼関係を深め、寄付や支援活動の透明性を向上させる重要な制度です。支援がより確実に必要な方々へ届けられる社会を築くために、幅広い認識と協力が求められています。この制度のさらなる普及と活用が、より良い社会づくりの一助となることを願ってやみません。




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会社情報

会社名
公益財団法人日本非営利組織評価センター
住所
港区虎ノ門1-11-2 日本財団第二ビル3階
電話番号
03-6457-9721

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