自律的学びを支援するスクーとFFGの新たな取り組み
株式会社Schoo(スクー)が福岡フィナンシャルグループ(FFG)全社員約1万人を対象に、学びの支援を開始しました。これは、スクーが提供する「Schoo for Business」を通じて実施され、FFGが目指す「経済的・物質的・精神的にゆたかな地域社会」の実現に寄与することが期待されています。
導入の背景
昨今の社会構造の変化により、企業には持続可能な成長が求められています。特に金融業界では、地域社会との協力を通じた価値創出が求められるようになっています。FFGは「地域に真のゆたかさを」という存在意義を掲げ、社員一人ひとりが自発的に学び成長することが、その実現に欠かせないと考えています。これにより、全社員の多様な価値観が融合し、組織全体としてのパフォーマンス向上を目指しています。
学びのコンテンツについて
「Schoo for Business」では、9000本以上のビデオを学習資源として提供し、ビジネススキルからリベラルアーツ、デジタルトランスフォーメーション(DX)まで多岐にわたるテーマをカバーしています。FFGの人材育成を支えるこのサービスは、社員が自律的に成長できる環境を整えることを目的としています。
導入スケジュールと内容
2025年4月から、FFGの全社員が「Schoo for Business」を利用できるようになります。このプログラムでは、自主学習コンテンツの提供に加え、新入社員や管理職向けの研修も実施される予定です。FFGが定めた36のスキルに基づき、社員に必要なスキルが段階的に習得できるよう設計されています。ここで強調されているのは、DX推進に必要なスキルの習得を支援する体制です。
学習コミュニティとインナーコミュニケーション
今後、社員同士が集まり学び合うための学習コミュニティも計画されています。このコミュニティは、階層別に設けられ、新入社員や管理職といった異なる立場の社員の交流が促進されます。また、社内の学びの重要性を浸透させるため、インナーコミュニケーション施策にも力を入れていきます。ブランドタグラインやビジュアルの策定を通じて、全社的な学びの取り組みを深めていく予定です。
株式会社Schooの概要
スクーは「世の中から卒業をなくす」というビジョンのもと、オンライン生放送学習コミュニティを運営しています。2012年からスタートし、登録会員数は約120万人、導入企業数は4000社を超え、地方自治体との連携による遠隔教育の普及も進めています。学校教育から企業研修まで幅広くサポートし、真の学びの文化を広めることを使命としています。
結論
スクーとFFGのパートナーシップは、単なる学びの提供にとどまらず、社員一人ひとりが成長するための支援を強化する重要な試みです。信頼できるパートナーとともに、企業が持続可能な成長を遂げるための道筋を築くことで、地域社会全体の豊かさを実現する未来に期待が寄せられています。