虐待防止フォーラム
2021-11-11 13:22:50
児童虐待防止を考える全国フォーラムが開催されました
児童虐待防止を考える全国フォーラムが開催
令和3年11月7日(日)、オンラインで「令和3年度 子どもの虐待防止推進全国フォーラム with ふくおか」が行われました。このフォーラムは、厚生労働省、福岡県、福岡市、北九州市などの共催により実施され、毎年11月の「児童虐待防止推進月間」に合わせ、児童虐待問題への理解と関心を促進することを目的としています。
講演と表彰
フォーラムは、厚生労働省 子ども家庭局の橋本局長による主催者挨拶から始まりました。その後、「児童虐待防止推進月間」の標語において、令和3年度優秀作品が表彰されました。最優秀に選ばれたのは師岡野々子さんの作品『189(いちはやく)「だれか」じゃなくて「あなた」から』です。
基調講演では、日本人として初めて国連子どもの権利委員会委員長を務めている大谷美紀子氏が、子どもの権利を守る視点から世界の現状と国連の取り組みについて講演を行いました。また、著名なイラストエッセイストの犬山紙子氏は、自身の育児経験を交えたお話をされ、より良い育児の在り方について参加者に考える機会を提供しました。
パネルディスカッション
さらに、フォーラム内ではパネルディスカッションが行われ、人気保育士てぃ先生と認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事の高祖常子氏が、全国の父母から寄せられた育児に関する悩みや質問に応じました。特に、福岡で進められている「子どもの声を聴く」活動についても紹介され、地域社会の取り組みについての理解が深まる場となりました。
特別トークセッション
トークショーセッションでは、児童虐待をテーマにした映画「189」を取り上げ、監督の加門幾生氏とキャストの灯敦生氏が参加しました。彼らは、児童虐待や体罰などの問題解決に向けての対話を行いながら、実際の作品の事例をもとに議論を深めました。さらに、女優夏菜氏やタレントコロッケ氏からのVTRメッセージも流され、イベントの意義が広がる形となりました。
まとめ
このフォーラムは、各界の専門家や当事者が集まり、子どもの権利と保護についての重要性を再確認する良い機会でした。今後も社会全体が子どもたちを守るためにどのように行動するかが求められています。参加者一人一人が児童虐待問題に主体的に関わる一歩を踏み出すことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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厚生労働省
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- 東京都千代田区霞が関1-2-2
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