LAPRAS社、生成AIによる技術記事評価機能「AIレビュー」をアップグレード

LAPRAS社の「AIレビュー」が進化

LAPRAS株式会社（東京都渋谷区、代表取締役：染谷健太郎）は、同社の転職サービス「LAPRAS」にて、生成AIを活用した技術記事の評価機能「AIレビュー」を大幅にアップグレードしました。この新機能の導入により、技術記事に対する評価の精度と詳細なフィードバックが一層向上しました。

AIレビューとは

「AIレビュー」は、人気の技術記事プラットフォームであるQiitaやZennに投稿されている技術記事を対象に、ITエンジニアにとっての有用性を評価する機能です。特に、評価は「論理性」「実用性」「読みやすさ」「独自性」「明確性」といった5つの観点から行われ、執筆者に具体的な改善ポイントを提案します。これにより、エンジニアは自身のスキル向上だけでなく、コミュニティ全体への貢献を果たすことができます。

アップグレードのポイント

今回のアップグレードに伴い、以下の3つのポイントが強化されました。

1. 評価精度の向上：AIモデルとプロンプトを改善することで、所定の観点に沿った評価をより正確に反映し、実用的なフィードバックを提供します。また、エンジニアにとって役立つ情報を的確に提示することが可能となりました。

2. 具体的な評価ポイント：従来の機能に加え、「独自性」や「読みやすさ」などの具体的な改善点をコメント形式で表示することで、執筆者は自身の強みや改善点を把握しやすくなりました。

3. 評価結果の一覧表示：ユーザーは複数の記事の評価結果を一覧で比較できるようになり、複数のコンテンツを評価しやすくなっています。この機能により、執筆者はより効率的にフィードバックを受け取れるのです。

評価精度の検証

LAPRAS社は、AIレビューの評価の信頼性を確かめるために、AIの採点結果と専門家の評価との比較検証を実施しました。その結果、相関係数0.72という高い相関性が確認され、AIによる評価が有意義であることがわかりました。実際に、エンジニア3名がQiitaおよびZennから選んだ10件の技術記事を評価した結果、AIレビューのスコアとほぼ一致することが示されています。