摂南大学の吉田智音選手が快挙！クライミングワールドカップで世界3位を獲得

吉田智音選手、クライミングワールドカップでの偉業

摂南大学国際学部の3年生、吉田智音選手が、9月5日から6日にかけてスロベニアのコペルで開催された『IFSCクライミングワールドカップ2025』において、年間ランキングで見事に世界第3位を獲得しました。この大会は、スポーツクライミングのリード種目において競われるものであり、吉田選手の活躍は多くの注目を集めています。

スポーツクライミングのリード種目とは

リード種目では、高さが12メートルを超える壁を6分以内でどれだけ登れるかが競われます。吉田選手は、今シーズンの全6大会に参加し、昨年の7位から大きく順位を上げる快挙を成し遂げました。年間の獲得ポイントを合計し、見事に世界3位として表彰台に上がった実績は、彼の努力の賜物です。

吉田選手の表彰式

吉田選手のコメント

吉田選手は、今シーズンの成績について振り返り、「今大会では4位が4回目となり、競技の調子は良いと感じていたが、決勝では思わぬスリップで落下し、満足のいく結果を出せなかったことは非常に悔しい」とコメントしています。しかし、安定して最低順位が4位で終えたことに自信を持ち、迫る世界選手権に向けてさらなる調整を行う意向を示しています。

クライミングワールドカップの実施概要

クライミングワールドカップ2025は、世界14都市を舞台に、ボルダー、リード、スピードの3種目で行われました。各種目ともに年間6戦が実施され、総ポイントに基づいて年間チャンピオンが決まります。吉田選手は、これまでの大会において多くの経験を積み、その成果をこの活躍につなげてきました。

これからの予定

吉田選手は、9月21日から28日にかけて韓国・ソウルで開催される世界選手権に出場します。この大会では、ボルダー、リード、スピードの3種目に挑戦し、さらに高いパフォーマンスが期待されています。競技のスケジュールや実施種目は変更される可能性があるため、最新情報に注目です。

摂南大学スポーツクライミング部

摂南大学では、2022年4月にスポーツクライミング部を設立し、関西でのクライミングの普及と強化を目指しています。ヘッドコーチには、リード部門でワールドカップに出場した経験を持つ中貝次郎氏が就任。2024年2月末には、国際基準を満たすクライミングウォールが完成予定で、今後の選手たちのさらなる活躍が期待されています。

今後も吉田選手と摂南大学スポーツクライミング部の活躍に注目し、応援していきましょう！