トレシーバ®新登場
2013-02-22 15:07:17

新たな可能性を秘めたトレシーバ®、糖尿病治療に革命をもたらす

トレシーバ®の登場とその特性



ノボ ノルディスク ファーマ株式会社は、糖尿病を管理する新しい武器となる持効型溶解インスリンアナログ注射液『トレシーバ®』を3月7日に発売しました。この新しい製剤は、糖尿病治療において患者の生活の質を向上させることを目指しています。

トレシーバ®の特性



平坦で安定した血糖降下



トレシーバ®は、1日1回の投与で24時間以上の持続的な血糖降下効果をもたらします。その結果、患者にとって扱いやすく、安定した血糖コントロールを実現できます。これにより、患者の治療コンプライアンスが向上することが期待されます。

夜間低血糖のリスク低減



最近の第3相試験『Treat to Target』の結果から、トレシーバ®は対照薬と比べて夜間低血糖の発生頻度が低いということが示されています。睡眠中に起きる低血糖は、知らず知らずのうちに危険な状態に陥る可能性があり、患者にとって大きな不安要素です。トレシーバ®の利用により、これらのリスクが軽減されると考えられています。

投与の柔軟性



トレシーバ®は、毎日同じ時間帯であればいつでも投与が可能であり、生活に合わせた柔軟な治療が可能です。これにより、より自然な形でのインスリン療法が実現でき、患者の負担感を軽減することが期待されます。

独自の注入器フレックスタッチ®



新たに採用されたフレックスタッチ®は、ボタンが伸びずに押しやすい設計となっています。この使いやすさにより、患者は自宅でのインスリン投与を安心して行えるようになります。同時に、専用のインスリンペン型注入器『ペンフィル®』も発売され、さらなる使用の利便性を提供しています。

患者の声を反映した製品



ノボ ノルディスク社の社長、クラウス アイラセン氏は、「トレシーバ®が日本の患者に届けられることを嬉しく思います。この新しい製剤は、特に低血糖の不安を軽減し、より積極的な血糖コントロールを促すことが希求されています。トレシーバ®により、基礎インスリンを1日2回投与していた患者が、1日1回で済むようになることが期待されます」とコメントしています。

患者の生活に密接に関連する治療法の進展は、糖尿病管理における重要な一歩です。トレシーバ®の導入により、より良い治療成績と患者のQOL向上に寄与することが期待されます。

このように、トレシーバ®は糖尿病治療の新しいスタンダードとなる可能性を秘めています。今後は、さらなる研究と臨床データの蓄積を通じて、糖尿病患者の治療法としての普及が期待されます。

会社情報

会社名
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社
住所
東京都千代田区丸の内2-1-1明治安田生命ビル
電話番号
03-6266-1000

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