熊本で女性支援の未来を考えるオンラインセミナー開催

概要



2025年10月29日(水)14時から16時、オンラインセミナー『くまもとにおける、官民協同で進める女性支援の未来について考える ~ 困難を抱える女性たちが私らしく生きていくために ~』が開催されます。本イベントでは、女性の自立支援に関する最新の取り組みを紹介し、支援の重要性を広く周知することを目的としています。

日本における女性の非正規雇用比率は高く、特に未婚・母子家庭の女性たちにとって、経済的自立は依然として難しい課題です。内閣府のデータでは、20〜64歳の勤労世帯の女性の四分の一が相対的貧困状態にあることが示されています。このような経済状況に加え、コロナ禍の影響で失業や収入減に悩まされる女性も多く、彼女たちの困窮は深刻化しています。

セミナーの背景



セミナーでは、パブリックリソース財団が行う「休眠預金活用事業」に基づく支援策が紹介されます。2022年度に採択されたこの事業は、女性相談支援機関との協力により、困難を抱える女性たちの支援を目指しています。特に、法的支援や緊急時の自立支援が重要視されており、行政と民間団体が連携して取り組むことが求められています。

熊本県では、女性支援新法の施行に伴い、DV以外にも様々な問題を抱える女性への支援体制が強化されています。女性相談支援員が多くの市町村に配置され、複雑な相談が増えている中で、個別のニーズに応える支援が必要とされています。

サポートが求められる現状



実際に、相談窓口では、家庭内暴力を受けた女性や経済的に困窮している女性からの相談が多く寄せられています。とりわけ、精神的・身体的に安定せず、一般就労が難しい女性たちに対しては、専門的な支援や住居の提供が不可欠です。一般的な就労のほか、シェアハウスの設立などを通じた居住支援が期待されています。

さらに、物価上昇による生活圧迫が新たな問題として浮き彫りになっています。シングルマザーや一人親家庭の70%に近い人々が、物価高が家庭に与える影響の大きさを感じており、深刻な経済的困窮状態にあることが調査により明らかとなっています。

セミナーの内容



このセミナーでは、実行団体による活動報告や専門家によるディスカッションが行われます。登壇者には、熊本県の政策担当者や女性支援施設の代表者が揃い、各々の取り組みや今後の展望について紹介します。特に、全国的な女性支援の傾向と熊本における支援のあり方について、参加者が意見を交わす貴重な機会となるでしょう。

無料のオンライン参加が可能で、興味のある方はウェビナーへの登録が推奨されています。困難に直面している女性たちが少しでも支えられるよう、多くの方の参加が期待されます。官民の連携を強化し、女性たちが自立して生き抜くための支援体制を共に考えていきましょう。

開催概要


  • - 日時:2025年10月29日(水)14時から16時
  • - 場所:オンライン(ZOOMウェビナー)、アーカイブ配信もあり
  • - 参加費:無料
  • - 主催:公益財団法人パブリックリソース財団、共催:NPO法人くまもと相談所

申し込み方法


参加希望の方は、以下のリンクからお申し込みください。オンライン参加またはアーカイブ配信を選択可能です。

お申し込みフォーム

このセミナーを通じて、共に問題を考え、解決に向けて歩みを進める一助となることを願っています。

会社情報

会社名
公益財団法人パブリックリソース財団
住所
東京都中央区入船2丁目3−6細矢ビル3階
電話番号
03-5540-6256

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