ボッシュ株式会社の入社式で運動会を通じたダイバーシティの理解を深める

ボッシュ株式会社のユニークな入社式

2023年4月1日、ボッシュ株式会社が開催した2019年度の入社式は、ただの式典ではありませんでした。新入社員たちは、運動会を通じてダイバーシティの理解を深めるユニークな体験をしました。この取り組みは、参加者が多様性について学び、実際に体験することを目的に構成されています。

ダイバーシティのテーマ

入社式でフォーカスされたテーマは「ダイバーシティ（多様性）」。特に今回重視されたキーワードは「障害」です。ボッシュはグローバル企業として、障害を持つ人材の雇用促進と働きやすい環境づくりに尽力しています。新入社員には、運動会を通じて障害への理解を深めてほしいという思いが込められています。

運動会屋のプロデュース

運動会屋は、昨年もボッシュの入社式を企画しました。前年はカレー対決を通じて交流を図る内容でしたが、今年はダイバーシティの理解を促進するために運動会形式を採用。参加者が楽しく体験しながら理解を深められるよう、企画がカスタマイズされています。

ミライロ社とのコラボレーションにより、「バリア（障害）をバリュー（価値）に変える」という理念を基にしたワークショップが行われ、ユニバーサルデザインやマナーについての学びを深める機会も設けられました。

競技内容

新入社員の約60名は、午後の「ユニバーサルアクティビティ運動会」に参加しました。具体的な競技内容も多様で、特に注目されたのが以下の競技です。

1. BOCCIA（ボッチャ）の体験
重度の障害者向けに考案されたこの競技は、誰でも楽しめるスポーツとして近年注目されています。新入社員たちは、ボッシュのオリジナルルールに従って、チームでコミュニケーションを取りながら体験しました。

2. 先頭目隠しムカデ競争
協力と団結力を求められるこの競技では、目隠しをした先頭者にフリーの仲間が道を教えるという新たな要素が加えられました。

3. エスチャーゲーム
聴覚障害を体感するためのこのゲームは、絵や文字でコミュニケーションを図る試みが行われ、チーム内での迅速な判断が求められました。

4. シッティングAJTA（座り玉入れ）
通常の玉入れ競技を座ったまま体験し、その難しさを実感しました。この競技を通じて、身体的なハンディキャップを持つ人々の挑戦を理解することができました。

終わりに

ボッシュ株式会社の入社式は、ダイバーシティの重要性を楽しく体験する貴重な機会となりました。運動会を通じて新入社員たちは、障害への理解を深めつつ、仲間との絆を強めることができました。このような取り組みは、企業の社会的責任としても期待されるものであり、今後の企業イベントにおいても注目されるべきコンセプトと言えるでしょう。